GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
人材育成プロジェクト [ローカル鉄道・地域づくり大学]
事業主体名
株式会社フラッグ
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
ひたちなか海浜鉄道株式会社 (茨城県)
株式会社フラッグ (東京都)
株式会社インターテクスト (東京都)
受賞番号
17G161326
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

全国で廃線が相次ぐローカル鉄道。しかし茨城県ひたちなか市のローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道」はそうした廃線の危機から官民の力を結集し、黒字化間近まで復活を遂げています。その成功の秘密は優れたノウハウとアイデアを持つローカル鉄道経営者と、献身的な市民による支援活動、公共交通に明確なビジョンを持つ行政による「三位一体の地域経営」にあるのです。「ローカル鉄道・地域づくり大学」はこのノウハウを体系化し、日本全国のローカル鉄道とそれを抱える地域の課題を解決することを目標に設立された「ローカル鉄道による地域活性化のプラットフォーム」です。

プロデューサー

ひたちなか海浜鉄道株式会社 代表取締役社長 吉田千秋

ディレクター

株式会社フラッグ 代表取締役 久保浩章

デザイナー

株式会社インターテクスト 代表取締役 海野裕

マーケティング視点からプロジェクトをデザインした海野裕

詳細情報

http://www.community-daigaku.jp/

利用開始
2012年8月
価格

29,000円 (サマースクール(1泊2日)の場合)

販売地域

日本国内向け

設置場所

茨城県ひたちなか市 他

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「経済合理性のみをモノサシにしない社会」をみんなで構想するためのプラットフォーム

背景

ローカル鉄道を核とした地域運営のフロントランナーであるひたちなか海浜鉄道に蓄積されているノウハウを棚卸して汎用的な「知恵」に変えれば、廃線の危機にある日本全国のローカル鉄道や、乗降客の少ない公共交通インフラを抱えて悩んでいる自治体の役に立つかもしれない、というのが「ローカル鉄道・地域づくり大学」の発想の原点です。鉄道はその名のとおり、鉄の道。重厚長大な社会インフラを代表するものです。長きに亘り成長を支えてきた鉄道は地域を支える背骨であり、地域社会にとって精神的支柱となっている場合さえあります。国鉄民営化以降、ローカル鉄道は衰退の一途を辿っています。しかしここで私たちはひとつの問いを投げかけたいと思います。「収益的でないものは世の中に存在できないのでしょうか?」私たちが少し意識を変えるだけで守るべきものが見えてくるのではないでしょうか?たとえば地域を支えている「ローカル鉄道」のように。

デザイナーの想い

少子高齢化を背景とした人口減少社会に突入した「課題先進国」日本。経済合理性を過度に追求するのはそんな焦りが社会に浸透しているからではないでしょうか?高度経済成長の社会を背景として構築された社会資本の多くがいまや老朽化しています。それらを経済合理性だけで廃棄してしまう判断は果たして正しいのでしょうか?そもそも経済合理性とは私たちにとって絶対のモノサシでしょうか?そのモノサシで計るとローかつ鉄道はもとより、学校も図書館も公民館も公共性の高いものは根こそぎダメということになってしまいませんか?経済的な成長はもちろん大切です。しかし今は少しだけそのモノサシを横に置いてみませんか?私たちが長く囚われていた経済合理性という小さな窓から社会を見るのをやめたとき、私たち現代の日本人が忘れていた豊かさに再び巡り会えるのではではないでしょうか?

仕様

(無形)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ローカル鉄道・地域づくり大学
大学公式ウェブサイト
ひたちなか海浜鉄道

審査委員の評価

ローカル鉄道のフロントランナーひたちなか海浜鉄道が鉄道経営と地域運営のノウハウをオープンにして、全国のローカル鉄道関係者が学び合う「サマースクール」。ローカル鉄道を取り巻く厳しい環境にもかかわらず、実際に成果も出しつつある。鉄道経営だけでなく、地域運営と組み合わせて考えることで、ローカル鉄道の新たな捉え方を提示している点も興味深い。人口減少・超高齢化が進む鉄道大国日本で、各々の地域がどのように鉄道を活かした地域づくりができるのか、その可能性の提示に期待したい。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

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