GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域交流センター [ナミイタ・ラボ]
事業主体名
ナミイタ・ラボ
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
ナミイタ・ラボ (宮城県)
受賞番号
16G151178
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ナミイタ・ラボは限界集落の未来をつくるプロジェクトです。10世帯の漁村集落を舞台に、集落全体を研究所に見立て、豊かな地域資源を研究対象に、研究生として外部の人を迎え入れることで持続可能な集落運営のあり方を研究しています。会員制の宿泊機能つき集会施設を拠点に、地域の資源・空間・施設・設備をシェア可能なものとし、ワークショップやツアーを通して集落運営に外部の人が関わる機会をつくることで、集落のオープンソース化を目指しています。

プロデューサー

鈴木紀雄、天沼竜矢、片岡照博、熊谷玄、小林徹平、菅原麻衣子、土岐文乃、中村真一郎

ディレクター

青木甚一郎、伊藤武一、天沼竜矢、片岡照博、熊谷玄、小林徹平、菅原麻衣子、土岐文乃、中村真一郎

デザイナー

天沼竜矢、片岡照博、熊谷玄、小林徹平、菅原麻衣子、土岐文乃、中村真一郎

ナミイタ・ラボは〈現地チーム〉〈仙台チーム〉〈東京チーム〉によって企画運営されています。

詳細情報

https://www.facebook.com/namilab/

活動開始
2013年5月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

宮城県石巻市雄勝町波板地区

仕様

宮城県石巻市雄勝町の小さな集落「波板」における、地元住民と外部者による限界集落の未来をつくる研究活動。集落の資源を発掘・活用する多彩なプログラムを連鎖反応させ、限界集落に持続的な人の関わりと新しい活動を生む取組みです。

受賞対象の詳細

背景

東日本大震災で甚大な被害を受けた波板は、10世帯での再スタートとなりました。波板の人たちの「人が住まなくなっても、利用する人が居続けて欲しい」という願いから生まれた「集落全体を公園のように外の人に開放したい」というアイデアの実現に向け、地元住民と外部の人間がチームを結成。集落の持つ豊かな地域資源を題材とすることなら、誰でも、どんなプロジェクトでも実施することのできる枠組みをつくることになりました。

デザインコンセプト

限界集落の未来をつくる

企画・開発の意義

集落でどのように過ごしたらよいのかは、先人から脈々と受け継がれてきた集落の人たちの経験から知ることができます。また、来訪者がこの地で得た「気づき」は集落の新たな価値や楽しみ方を集落の人たちに教えてくれます。「きづいた、なみいた」をテーマに、互いの気づきから活動を創造し、積み重ねていくことが集落の新たな交流住民を生み出し、限界集落の未来をひらくことにつながっていきます。

創意工夫

集落全体を「研究所(ラボ)」に見立て、集落にあるあらゆる資源を研究材料と捉えています。ラボの拠点である交流センターは小さなショップ・工房・土間・倉庫・風呂・宿・ピザ釜などを備えた多機能型マイクロ・ラボとなっていて来訪者の活動を支えています。この交流センターを中心として集落全体を来訪者に対して開き、集落で過ごす時間を提供することで、研究生が日頃感じている問題意識や専門性と地域環境がもっている魅力が化学反応を起こし、より多くの「気づき」が生まれ、来訪者の研究成果へとつなげています。来訪者の研究成果が集落に還元されることで新たな活動が生まれ、持続していく仕組みづくりを目指しています。まとまった資本や労力の確保が困難な状況で、来訪者が研究者となり自発的活動を通して緩やかに輪を広げるような運動こそが持続していく仕組みづくりと捉え、研究成果の発信や研究資源の紹介に力を入れています。

デザイナーの想い

私たちは限界集落の未来を探しています。 集落内部で資産や資源を運用できなくなり、暮らしを保てなくなるのが限界集落の定義だとすれば、外の人を巻き込み、様々な人が自発的に活動に関わることで成立する、持続可能な集落運営を実践しています。このオープンなプラットフォームという集落のあり方が、未来に向けた新しい限界集落のかたちになると考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

波板地域交流センター(宮城県石巻市雄勝町波板地区)
ナミイタ・ラボ facebook

審査委員の評価

限界集落全体をラボとして捉えてみる、という新しい視点の試み。一過性で終わらず、きちんと拠点をつくって、ひとつひとつのプロジェクトを丁寧に進行しつづけている実績も評価した。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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