GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
スマートウィンドウ [スクアマ]
事業主体名
ソニー株式会社
分類
ソフトウェア・サービス・システム/インターフェイス
受賞企業
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 (東京都)
受賞番号
16G131061
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

Squama は、建築空間での窓と壁の役割を革新するデザインです。特殊液晶材料、電子回路、センサーを組み合わせ、窓の透明度を部分的に変化させ、必要に応じて視覚や日照を制御して生活環境を向上させます。たとえば、屋内の家具に直射日光を当てないように、太陽の位置に応じて窓の不透明領域を自動的に移動することで「影」をつくったり、人の動きにあわせて 不透明領域を変化させて開放性とプライバシー両立させることができます。近未来の建築空間は固定されたものではなく、用途や状況に応じて変化する、というデザインビジョン「プログラマブル建築」を具現化します。

プロデューサー

ソニー株式会社 有住嘉暢、山田真

ディレクター

ソニーコンピュータサイエンス研究所 暦本純一

デザイナー

ソニーコンピュータサイエンス研究所 暦本純一、ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社 木下昭仁

詳細情報

http://lab.rekimoto.org/projects/squama

利用開始
2017年3月
仕様

60cm*180cmユニット 窓枠に制御回路組み込み I2C/USBインタフェースによりLaspbery Pi, Arduino等と連携可能

受賞対象の詳細

背景

窓は建築の基本要素であるにもかかわらず、根源的な進歩がなかった。液晶技術やセンシング、IoT(Internet of Things)の融合により、高度な技術に基づきながらも、利用者にはそれを感じさせず生活を豊かにするデザインを目指した。

デザインコンセプト

プログラマブル建築 (Programmable Architecture)

企画・開発の意義

窓本来の機能に着目し、日照、視認性、プライバシーと開放性の両立などの基本機能を実現した。生活者にとって技術の押し付けにならず、生活環境をアンビエントに改善する。

創意工夫

特殊液晶材を利用することで可動部がなく透明度が変化する窓材を具現化した。センサーとの融合で、利用者の状況に合わせて自然に変化する「スマートな窓」を目指した。

デザイナーの想い

液晶、センサー、IoTなどの技術が生活空間に入り込むことで本当に生活は豊かになるのか、という問題意識をもって制作した。液晶を使いながらも情報ディスプレイではない。窓本来の機能を向上させ、利用者にとって静かな技術(calm technology)となりえるものを目指した。

審査委員の評価

スクアマは採光という側面においてすぐにでも現実の建築空間に活用できるアイデアを技術的に実現している点が評価された。これまで採光はカーテンやブラインドといった二値的な「あける」「しめる」の状態しか取れなかったが、スクアマの技術によって中間的な状態を制御できるようになる。今後とも、より現実のユーザーニーズに即したデザインと技術の改良に期待したい。また、建築空間を動的に制御するというアイデアは今日に至るまで議論やアイデアは蓄積しているが実現が追いついていないのが現状であるが、スクアマの掲げる「プログラマブルな建築」というコンセプトから窓の透明度以外の対象領域が生まれることも期待したい。

担当審査委員| 鹿野 護   石戸 奈々子   ドミニク・チェン  

ページトップへ