GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マンション [ZOOM 六本木]
事業主体名
株式会社トーシンパートナーズ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社トーシンパートナーズ (東京都)
受賞番号
16G100872
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

港区六本木に建つ、34戸すべてが1.5層分の階高を持つ集合住宅である。バス、トイレ、通路、キッチンの上部にロフトを設け、リビングスペースに高さ3.6mの空間をつくった。それが天井でつながり、一体化した住空間を生み出している。なお建物の形状は、東側に12階建ての高層棟、西側は3階建ての低層棟で構成。うち東側の塔状住戸30戸には大きな窓でピクチュアウィンドウを設え、真正面に聳え立つ東京タワーのビューを楽しめるようにした。一方、表通りに面していない西側4戸は街の喧騒とは隔絶され、隠れ家的な佇まいとなっている。

プロデューサー

株式会社トーシンパートナーズ 千代谷直之

ディレクター

株式会社トーシンパートナーズ 開発事業本部 加藤寛

デザイナー

有限会社 谷内田章夫ワークショプ 谷内田章夫

詳細情報

http://www.tohshin.co.jp/zoom_roppongi

利用開始
2016年3月17日
価格

45,700,000 ~ 120,000,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区六本木五丁目13番13号

仕様

■敷地面積249.63㎡ ■建築面積162.81㎡ ■延床面積1245.41㎡ ■建ぺい率80%(耐火建築物により100%)■容積率400% ■構造・規模 鉄筋コンクリート造・地上12階建 ■総戸数34戸+1戸(管理室)

受賞対象の詳細

背景

1.5層という画期的な空間構成は、コンパクトな都心居住空間の需要が高まる中で設計者が独自に考案した集合住宅のユニットであり、多くの実績をつくってきた。天井高1.4m以下のロフトは床面積には入らず、収納という付加機能を備える。それが従来にはない1.5階の天井高が構成する吹抜けとつながって、床面積では表せない豊かな空間を実現。大きな窓のピクチュアウィンドウとともに、大いに商品価値を高めている。

デザインコンセプト

集住ユニットに高さのディメンジョンを与えてコンパクトながら高性能化し、都市生活を豊かに演出する。

企画・開発の意義

専有面積の半分近くを占めるロフトにより収納量が格段に増え、主要生活空間に収納家具や物が溢れ出すことなく広く機能的に使える。また開口部側にある1.5階の吹抜けが3.6mの天井高を生み、ロフト部分と天井をつなげることで専有面積を相当に超えた広さを感じる空間が生まれた。これらの点が功を奏して入居者から高い評価を得た結果、充室率の極めて高い集合住宅となっている。

創意工夫

2005年以来、部分的なものを含めると40棟近くの高階高(1.5層)居住空間ユニットをつくってきた。今回の計画では、高層棟・標準ユニットの吹抜けのある東側開口部(東京タワーサイド)にピクチュアウィンドウを設けて景色と空間を一体化。また同じく高層棟の11階、12階(最上階)の50㎡ユニットに開放的な吹抜けとロフト空間を新たに設え、周回できるプランニングや建具による可変的な間取りでワンルームの概念を超えた眺望美とアメニティを取り込んだ。さらに西側低層棟では、敷地の形状を利用して半階上がったレベルからアクセスする1.5層ユニットをつくり、高低差が半分になった分、昇降しやすいロフトを実現。これら3種類の異なるユニット群を組み合わせながら、都心居住の新しいパターンを構成した。

デザイナーの想い

1.5層の集合住宅ユニットは成立させる計画手法が比較的難しいと考えられ、まだ一般的には普及していないのが現状であるが、その効用については、これまで手がけてきた幾多の竣工事例によって、市場で充分な評価を得ている。この機会に多くの人にその内容を見てもらい、参考としていただき、新たな方法へと進化してもらえればと願っている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都港区六本木五丁目13番13号
http://www.tohshin.co.jp/zoom_roppongi

審査委員の評価

一室をとってロフト付き1.5層のインテリアというのはさほど目新しくないが、それを組み合わせ高層化すると独特な表情を帯びる。隣の1.0層の普通の階高の集合住宅があるので、比較しそれが特に感じられるのが面白い。こういう取り組みが増えて、高さ方向の変化や空間ボリュームで住戸の大きさを捉えることの可能性がマンション市場で拡大することも期待したい。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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