GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オフィスチェア [セレーオ]
事業主体名
株式会社イトーキ
分類
オフィス家具/業務用照明器具
受賞企業
株式会社イトーキ (東京都)
受賞番号
16G090681
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「セレーオ」はユーザが着座すると同時に、操作レスで座る人に適切な状態に合わせてくれる、人を優しくもてなすオフィスチェア。 当社独自の機能により、座面の奥行き、腰部のサポート、背ロッキングの強弱を自動調整し、操作レバー2箇所のみで最高の座り心地を実現した。ワークシーンやワーカーに合わせて選択できるよう、1440通りのラインナップを用意。また、チェアの印象となる背支柱はシンプルで柔らかな曲線からなっており、人を優しく迎えるデザインである。ハイクラス仕様では背支柱のシルバーラインにより上品な高級感を演出する。

プロデューサー

株式会社イトーキ 竹原成規

ディレクター

株式会社イトーキ 佐藤宏樹

デザイナー

有限会社バウデザイン 代表取締役 中村保弘

詳細情報

http://www.itoki.jp/catalog/

発売
2016年7月
価格

91,400 ~ 150,900円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

W465×D630×H980-1095(肘なし、ハイバック仕様)

受賞対象の詳細

背景

イトーキにはスピーナチェア(グッドデザイン金賞2007年)という無操作で腰部をサポートをするという独自機構の製品がある。 一方、近年働き方のダイバシティが進み、オフィスチェアは性別、人種などを問わず、様々な人に使用される。 オフィスチェアは本来、個々に調整し適切な状態に合わせる必要があるが、当社調査で70%以上のユーザが調整機能を使用していないことが分かり、 無操作の必要性を再認識した。

デザインコンセプト

操作レスで最良の座り心地を提供する機構を、シンプルな構成で表現するデザイン

企画・開発の意義

オフィスで使用する多くの人が、チェアに座るだけで、よい座り心地を得られるように目指した。 既存のオフィスチェアは多くの部分を調整することができ、人に合わせることが可能になっているが、その調整は煩雑で多くの人が使用できていない。チェアが人に合わせるというイトーキ独自の機構を進化させ、誰が座っても気持ちが良い座り心地を提供することができた。

創意工夫

人をもてなすという複雑な機構と、シンプルで洗練されたデザインを目指し、相反する課題をトライ&エラーを繰り返して、解決した。イトーキ独自の無操作で腰部をサポートする機構に、背もたれ上部や腰部サポートアイテムのパーツ自体のしなりを使い、パーツを極力少なくしつつ、人をもてなす動きに上品さを追求した。また、背もたれがフレキシブルに動き、ユーザーの動きを妨げることなく支える。これらにより、調整機能は2箇所しかないにも関わらず、適切な座り心地を提供できた。形状的には、背もたれ上部のR形状、シンプルで柔らかな曲線の背支柱により、優しくユーザーを支えるイメージを表現した。ハイクラス仕様は上品さを追求し、背支柱にシルバーラインというシンプルだが際立つ処理をしている。また、様々なワークシーンやワーカーに合わせて選択できるよう、ヘッドレストや肘あて、メッシュかクロスの選択等、1440通りのラインナップを用意。

デザイナーの想い

オフィスで使用するであろう多くのワーカーが、どんな時、どんな場所でも、気持ちよく使えるデザインを目指しました。 イトーキの既存技術である「無操作で最良の心地を」という価値を、更に多くの人々に提供出来るように機構から見直してシンプル化し、デザインも優しく洗練させました。 特に、背もたれや背支柱、腰部サポートパーツはシンプルな曲線で構成し、身体を優しく支えるようなイメージを機能と共に表現しました。

審査委員の評価

着座すると、座面が沈み込むと同時に後方にスライドし、背もたれランバー部が前方にせり出してくるため、何の操作もせずに安定した着座姿勢を得ることができた。複雑な調整機能を用意して最適な座り心地の調整をユーザーに任せるのではなく、椅子に調整を任せるデザインスタンスは、多様な人の要望を知り尽くし、それらを満足させられる技術力とデザイン力のある専門家にしかできないことであり、深く共感した。

担当審査委員| 安次富 隆   玉井 美由紀   寺田 尚樹   村上 存   Jung-Ya Hsieh  

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