GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [quarter 小径がつながりを見せる家]
事業主体名
株式会社アドヴァンス建築設計工房
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社アドヴァンス建築設計工房 (大阪府)
受賞番号
14G100843
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

分譲地に建つ大きさの異なる4つの箱が不規則にずれながら並べられたような住宅。その形は、3方向に道が面している角地という立地に深く関り、住宅としてプライバシーを守りながら、まちとのつながり方を考えることを視覚的にデザインしています。住宅として社会との関わりは開口部から通じるものが多くあり、開かれる場所によってその抵抗感は和らぎ、社会との関わりに積極性を持つことにならないかと考えました。内部の廊下やホール等を公共性ある小径として捉え、内外から社会につながる視覚的なデザインを目指します。小径が暮らしと社会との接点となり適度な距離感を保ちながら家族のつながりをも意識させる住宅となることを望んでいます。

プロデューサー

関西不動産販売株式会社

ディレクター

株式会社アドヴァンス建築設計工房

デザイナー

METAPH建築設計事務所 松尾享浩

詳細情報

http://www.advance-architect.co.jp

竣工
2014年5月
販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪府茨木市

受賞対象の詳細

背景

近年の住宅取得者の多数は核家族化し、個を尊重する暮らしやスタイルが主流になりつつあります。まちにつながる装置である開口部もプライバシー保護の為に閉じられることもあり、閉鎖感が漂う住まいやまちの風景も多々あります。そのスタイルは時代が物語るデザインとして受け入れられつつありますが、プライバシーを守りつつも家族・地域・社会・環境との関係性やつながりを考慮したデザインを考える必要性があると考えています。

経緯とその成果

住宅内にある公共性空間がつながりという可能性を感じさせるデザインの提案。分譲住宅のデザインを考える。

デザイナーの想い

住宅として、社会との関わり方やつながりを考える必要性を感じ、プライベートとパブリックの融合的な構成を考え、それぞれについての距離感や関係性を暮らしの中で考えることの出来る住宅デザインを考慮しています。又、事業として行わる分譲住宅も小さなまちづくりであり、新しい時代を考える住宅の集合体として捉え、個のデザインとしても社会とのつながりを創造させる必要性を感じています。

企画・開発の意義

一見、閉ざされたような外観デザインの中に人の動きを垣間見ることで、暮らしに人の気配を感じさせます。視覚的に個を尊重するのは、住宅内部での一部の空間であり、常に開かれた部分をまちに対して視覚的に開放することよって社会とのつながり方を意識してみること。又、現代の個の主張を尊重する時代背景の中に、社会の中で暮らすという公共性を感じることや考えるきっかけになるデザインの可能性を創造します。

創意工夫

デザインコンセプトを広く公開し検証するには、スタディやヒアリングを重ねる必要性があります。今回は、分譲住宅内でのモデルハウスという位置付けの中に多くの方に見て頂ける環境を整えることで、中期的にもデザインの可能性を検証出来るものとしています。まちづくりの観点からも共感者に住宅として提供することを可能にするために、比較的求めやすい価格で実現する必要を考え、デザイン・ディティール、設計ルール、仕様・設備の標準化・規格化、設計の簡素化した合理化したシステムを採用し、在来工法でありながらも全棟構造計算を実施して確かな安全性を数値化で証明した構造、住宅性能についても最高ランクの等級を標準採用するなどの配慮も同時にデザインし、新たなまちづくりの可能性も試みています。又、内部のそれぞれの場所でも小さなまちを感じられる構成も新たな住宅のデザインとして感じてもらえることを考えています。

仕様

敷地面積:193.34㎡(58.94坪)/建築面積: 93.87㎡(28.40坪)/延床面積: 152.72㎡(46.20坪)/構造:木造軸組/規模:2階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社アドヴァンス建築設計工房+関西不動産販売株式会社
株式会社アドヴァンス建築設計工房
アルクハウス
関西不動産販売株式会社

審査委員の評価

住宅のボリュームを分割することで生じたスリット状の空間を、住宅とまちとの接点としてしつらえつつ、住戸内空間の関係性を調整するバッファとして利用するという構成は、非常に巧みなデザインで住宅のプロトタイプ性を感じます。近年の過剰なまでにプライバシーを重視する住宅プランニングの対案として、バランス良く住宅を開く一つの「型」となる提案だと思います。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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