GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [距離感の家 -4.5mの輪-]
事業主体名
株式会社タナカヤ 株式会社ルポハウス 立命館大学
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社タナカヤ 株式会社ルポハウス (滋賀県)
受賞番号
14G100815
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コミュニケーションに関する距離の概念に「3mの輪」がある。直径3mの範囲に集れば、無理なく会話が生まれ一体感のあるコミュニケーションを取れるという考え方である。住宅は様々にデザインされ供給されているが、コミュニケーションの距離感に基づいてデザインされた家はない。 そこで、内向きの輪である「3mの輪」を少しだけ外向きに拡張した「4.5mの輪」の空間を内包する家を提案する。これにより、家全体の気配や一体感を感じながら、個人が家族や地域との関係を「距離感」で柔軟に調整できる。住み手は家族や地域との繋がり方をその時々で選択して思い思いに住まい方を変え、様々なライフスタイルを展開することができる。

プロデューサー

株式会社タナカヤ 田中彬博+株式会社ルポハウス 森秋広+立命館大学 建築都市デザイン学科 宗本晋作、藤井健史

ディレクター

株式会社タナカヤ 田中彬博+株式会社ルポハウス 森秋広+立命館大学 建築都市デザイン学科 宗本晋作、藤井健史

デザイナー

立命館大学 建築都市デザイン学科 宗本晋作、藤井健史

利用開始
2014年10月
価格

18,000,000 ~ 20,000,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

滋賀県草津市駒井沢町

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

個人が家族や地域との関係を「距離感」で柔軟に調整できる「4.5mの輪」の空間を内包する家を提案する。

背景

コミュニケーションに関する距離の概念に、「3mの輪」がある。直径3mの範囲に集れば、無理なく会話が生まれ一体感のあるコミュニケーションを取れるという考え方である。住宅は様々にデザインされ供給されているが、距離の概念に基づく家はない。「3mの輪」はいわば内向きの概念だが、少しだけ外向きに拡張した「4.5mの輪」を提案する。「4.5mの輪」の家により、複雑多様化する住まいのニーズに対応する。

デザイナーの想い

社会の考え方や建物のあり方は常に変化します。だからこそ現状に満足することなく、変化していく情勢に対応し、建築の力で空間や環境をより良い方向へと導きたいと考えています。 「距離感の家‐4.5mの輪‐」は住まいの問題を見つめ直し、創り出した新しい住宅です。目の前の状況から見つけた新しさこそ、飛躍しすぎて社会に理解されない新しさでなく、人々に身近な新しさであり、モノづくりに大切であると信じています。

企画・開発の意義

「4.5mの輪」という新しい距離感に対応する「みんなの部屋」と呼ぶスペースを家の中心に配置する。これを取り囲むように諸室を配置し、内向きの一体感と外への拡がりが同時に感じられる家を提案する。「みんなの部屋」に決まった用途はない。周囲の部屋や地域との繋がり方に応じて使われ方が変化する「みんなの部屋」により、住み手のライフスタイルに柔軟に対応しつつ、地域のコミュニケーションの核にもなる住宅を目指す。

創意工夫

「みんなの部屋」は、中心から「4.5mの輪」を描くと各諸室の一部が取り込まれるように設計されている。この距離感により、みんなの部屋と周りの諸室が繋がり、新しい使い方が生まれる。「みんなの部屋」がリビングと繋がりより広いリビングになったり、キッチンや大きな玄関と繋がり、ご近所さんとのパーティールームにもなったりと。 個室間は壁ではなく、距離感で仕切る。「4.5mの輪」が緩衝帯となり、家族の気配を感じつつ独立性の確保された個室となる。みんなの部屋の四周は可動間仕切りとし、各部屋との繋がりを制御する。扉を閉じれば個室のプライバシーを確保することができる。 「みんなの部屋」に中心性を与え家の構成を強調するため、屋根形状は、4枚の片流れの屋根が風車のように取り囲む形状とした。屋根の接合部に三角形のハイサイドライトを設け、「みんなの部屋」に四面から印象的な光が落ちるように配慮した。

仕様

■寸法・重量・面積:1F68.31平米(20.27坪)2階54.75平米(16.56坪)延床面積:121.76平米(36.83坪)建築面積:77.73平米(23.51坪) ■工法:木造在来工法

どこで購入できるか、
どこで見られるか

滋賀県草津市駒井沢町 分譲地名:センチュリースクエア草津駒井沢優水の郷 22号地

審査委員の評価

住宅の中心となる吹き抜けと、風車形に片流れとなったアルコーブ状の居室という構成は、空間の単純さと複雑さが上手く混在していて、住宅としてのプロトタイプ性を感じました。いわゆる核家族の住まいとしてだけではなく、シェアハウスや地域の集会施設のような別の使い方も想像できます。今後は周囲に残る外部空間も、近隣とのバッファとして利用するといった展開が期待されます。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

ページトップへ