GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
照明器具 [semi-wrinkle washi シリーズ]
事業主体名
谷口・青谷和紙株式会社
分類
生活家電、音響機器、照明器具
受賞企業
谷口・青谷和紙株式会社 (鳥取県)
受賞番号
14G040317
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

紙は平面状のもの、という常識的な感覚を覆す“ 立体漉き和紙” は和紙そのものを球体に3 次元で漉き上げる革新的な技術であり、長年の研究の末創り上げた、世界で初めての技術である。 継ぎ目なく均一に漉くことで、たおやかな自由曲線が生まれる。 楮の繊維を透過する明かりは柔らかく温かで、心を和ませてくれる。 semi-wrinkle washiシリーズは、和紙の特性を活かすために、こんにゃくのりで揉み込み半分だけシワ加工がされた照明器具を製作した。シワはグラデーション状に馴染ませることで、ふたつの表情が一体的になるように配慮し、柔らかさと緊張感が両立した「立体漉き和紙ならでは」の表現が誕生した。

プロデューサー

谷口・青谷和紙株式会社 社長 谷口博文

ディレクター

㈲nendo 社長 佐藤オオキ

デザイナー

㈲nendo 社長 佐藤オオキ

詳細情報

http://www.nendo.jp/jp/works/semi-wrinkle-washi/?release

発売
2013年10月
価格

21,600 ~ 40,608円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

“日常の美しきもの”をテーマに“人の手でつくられていること”を重視した取組み

背景

日本文化の一翼を担う伝統産業は90年代以降のデフレ経済の下、商品が効率性・機能性優先で購買され伝統産品は大きなダメージを受け規模は1/3程度に減小した。しかし、サスティナビリティやLOHASが着目される中、自らのライフスタイルの確立を目指す人も増えてきた。その間伝統と現代のテクノロジーを融合し、現代生活の用に供する和紙製品を開発、寛ぎや和みなど人の感性へ訴求したい。

デザイナーの想い

日常生活を豊かにしてくれるものは、実はそんなに特別なものじゃないのかもしれない。淡々と繰り返していく日々の中で、たまにあるちょっとした気付きだったり喜びだったり、感情のゆらぎみたいなものが蓄積されて、それが生活を豊かにしていく。“毎日使うものだからこそ、ちょっとこだわりがある方が面白い”そう考える人にとって、良い提案ができるのでは。“あ、これ、いいな”という、小さな「!」を感じてもらいたい。

企画・開発の意義

コンセプトは、小さな「!」を人に感じてもらうこと。たくさんの小さな「!」が見え隠れする日常の中で、nendoはそれらをそっとすくい上げ、わかりやすいカタチにして日常に還元していきたいと考えている。nendoのデザインに触れた人に、小さな「!」をじわじわっと感じてもらうこと。それがnendoの仕事です。

創意工夫

立体漉き和紙は均質すぎるが故に、一見すると白いガラスやプラスチックの成型品と見間違われる可能性があり、和紙の特性を活かすために、こんにゃくのりで揉み込んだ「シワ加工」を施した。今度は立体漉きであることがわからなくなってしまう、という問題に直面。そこで双方の利点を両立させるために、半分だけシワ加工がされた照明器具を製作することを考えた。 シワはグラデーション状に馴染ませることで、ふたつの表情が一体的になるように配慮し、また、シワによって全体サイズが縮むため、最終形状から収縮率を逆算し、成形型の形状を決定することにした。

仕様

例)semi-wrinkle washi Tablestand(S) サイズ: W300×D300×H260(mm) 重 量: 0.5kg 電 球: LED電球付属

どこで購入できるか、
どこで見られるか

そごう・西武百貨店 池袋本店、渋谷店
そごう西武 BACKYARD by|n ウェブサイト

審査委員の評価

和紙立体成型技術で長い経験を持つ同社が、意図的にあいまいな造形に挑戦した製品である。手先で押しつぶしたような造形は、住空間で照明器具に時として求められるウィットや所有者のアイデンティティを示す個性があり、光の質も好感度が高かった。

担当審査委員| 柴田 文江   澄川 伸一   長町 志穂   松田 朋春  

ページトップへ