GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デジタルカメラ [IXY1 / IXY3]
事業主体名
キヤノン株式会社
分類
個人・家庭のための情報機器・設備
受賞企業
キヤノン株式会社 (東京都)
受賞番号
12GA10401
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

IXY1、IXY3は、IXYの原点回帰を標榜しミニマルなデザインを追求したコンパクトデジタルカメラである。シンプルで美しい「黄金比」の矩形に対して素材の特性を生かした外観処理により、失われたカメラの嗜好品的な要素を再現した。この小さな筐体に12倍ズームや高画質なフルハイビジョン動画撮影機能を搭載。IXY1はWifiを搭載しており、カメラ同士、SNS、スマートホンやパソコンに直接撮影画像を転送可能とした。IXYが12年間でたどりついた一つの完成形である。

プロデューサー

キヤノン株式会社 イメージコミュニケーション事業本部 事業本部長 眞榮田雅也

ディレクター

キヤノン株式会社 総合デザインセンター 所長 石川慶文

デザイナー

PD:伊藤英記 UI:吉尾勝人、岡田恵利子、瀧田聡士、柴田麻衣子、小林奈津子

詳細情報

http://cweb.canon.jp/camera/dcam/index.html

発売
2012年2月23日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

外観を普遍的な造形とすることで、流行に左右されず長く使用されることを目指した。外装にはステンレスやアルミニウム合金を使用することで、長期間使用しても品位を保ち続るように配慮した。素材を活かした外観処理をすることで経年変化において傷や剥がれも「味」となるべく「本物」を追求した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

よく使う機能を簡単に設定できるメニュー、使いたいボタンを画面上に自由に配置できるボタンカスタマイズなど、「自分らしく」使えるユーザーインターフェースデザインを目指した。画面の質感表現は、透過する光や映りこみといったガラス感を追求し、長く使っても飽きのこないよう高品位にまとめた。WiFi画面は、様々な機器や様々な色のSNSアイコンを並べても識別しやすいよう、黒基調でシンプルなデザインを心掛けた。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

12倍ズーム機ながら世界中の人が常にポケットやバッグに入れて持ち歩けるサイズを実現。スマホでは撮影出来ない遠方の写真を撮影することが可能。スマホやSNSとの連携で、従来のコンパクトデジタルカメラに無かった新しい「フォトコミュニケーション」を楽しむことが出来る。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

低迷している日本の製造業が、「日本ならではの繊細な技術」「モノづくりに賭ける熱い想い」を製品に注入し、日本の「元気」を世界中のお客様に伝えたいと思う。厳しい安全基準に基づいた製品開発を徹底的に行い、様々なお客様が安心、安全に使用できるようにした。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

消費社会における地球環境の破壊が進む中、開発終了後には廃却される予定の試作は可能な限り減らした。また、商品自体が持つ魅力や長寿命によってユーザーが愛着を持ち、安易に廃却されることがないようなものづくりを行なった。廃棄する際に、環境や人体に悪影響を与えないよう、有害化学物質6種の製品への含有を禁止するEU指令(RoHS指令)に対応している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

12年間IXYを作り続けたことで到達した極限までにシンプルな黄金比の四角形。持った瞬間にミニマルな筐体に多くの技術と情熱が凝縮し詰まっている事が実感できると思う。いつまでも変わらないIXYの定番として、存在し続ける為の第一歩である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ等大型量販店
ビッグカメラ
ヨドバシカメラ
ヤマダ電機

審査委員の評価

ある道具のデザインを進化させる過程において、その道具の原型を作ることは、その後のデザインの軸足を明確にするために重要である。キヤノンは、デジタルカメラの原型を、古来より最も美しい比率とされる黄金比を持った直方体と考えた。IXY 1では、シャッターボタン以外は全てソリッドな本体に同化され、フルフラットな外観に仕上がっている。この潔さが、フィジカルな操作性の良さを追求したカメラを超える魅力を醸し出している。高機能なデジタルカメラのほとんどの機能設定はソフトウエアで行うため、操作に不具合を感じることはない。本格的なカメラと、スマートフォンなどの付帯物としてのカメラの二極化が一般的になった時代において、両者をつなぐカメラの原型となるカメラとして評価した。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   安次富 隆   田子 學   松井 龍哉   渡辺 弘明   渡邉 誠  

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