GOOD DESIGN AWARD

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2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
デジタルスチルカメラ [Exilim G1]
事業主体名
カシオ計算機株式会社
領域/分類
ネットワーク領域 - 個人向けA&V機器
受賞企業
カシオ計算機株式会社 (東京都)
受賞番号
09E03011
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

独自の耐衝撃構造により3mの防水/耐落下衝撃性能を纏い、ハードユースにおける高い操作性を実現したデジタルスチルカメラ。過酷な環境下でもレンズを通じ被写体が見せる一瞬を奪う。そのような妥協を許さない本格使用に応える独自の世界観を有し、長年自社で培ってきた『耐衝撃』とカードカメラの文化を作り上げた『EXILIM』の技術を融合させた初のタフネスモデル。様々な使用シーンが導き出す機能する造形は、持つ者に緊張感さえも与える『個性』とそれが生み出す卓越した『操作性』の両立を図り 薄型と耐衝撃性能を一点に凝縮させた唯一無二のハードツールをデザインが主体となり作り上げた。

ディレクター

カシオ計算機株式会社 デザインセンター 第三デザイン室 室長 大木優次、リーダー 長山洋介

デザイナー

カシオ計算機株式会社 デザインセンター 第三デザイン室 橋本威一郎 リーダー 長山洋介

発売予定
2009年11月1日

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

カードサイズカメラと耐衝撃性能のパイオニアメーカーとしてタフネスモデルにおける”コンパクト”の具現化に努めた。撮影環境に左右されず被写体を捉え、車やファッションのように自身を表現するパーソナルアイテムへの昇華に注力し 耐衝撃を追求。その結果理想の骨組みが生み出す『オリジナリティー』と被写体を切り抜くツールとして最適な『操作性』の両立をデザインにより達成することを目指した。

デザイナーのコメント

近年のコンパクトデジタルカメラ市場は性能や物理的な寸法を重視するあまり サイズやプロポーションが共に平衡し互いの個性が出しにくい構想を作り上げた。そのような中、カタログ寸法等の物理的数値にとらわれず 立体物としての薄さや使い易さを追求し、機能を有する造形こそがこの商品において唯一のアイデンティティーに成り得ると考えた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

移り変わる文化や社会の中で人と製品の関係も時代に応じて変化を見せている。かつて特殊車両として一部でリリースされていた車が現在では普通のSUVでは飽き足らぬユーザー層から絶大な支持を獲得する。ある登山服は現代の『アウター』としてファッションではもはや欠かすことの出来ない存在になりつつある。そのような時代の変化の中で真剣にモノの価値を見極め自らのパーソナリティーに拘りをもつユーザーを想定した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

耐衝撃という本製品の価値と真剣に向き合う時、そこには必然が存在する。基本性能はもとより、使用者が触れる面も重要なインターフェースと考え あらゆるシーンに対応する配慮を宿らせた。造形を『つくる』のではなく導き出すことに注力し 転ぶ直前に手が無意識に身体を守る一点を探すように突然のシャッターチャンスに ストレスなく対応できる造形価値と所有する喜びを生む新たな感性価値を見出した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

造形要素を構築する上で外観を司る内部部品に独自の樹脂構造体を提案。その結果、従来まで多数存在していたパーツを一体化し 部品自体の容積を減らすことで薄型化を図り理想の造形を作り上げた。また、使用される樹脂部品においてはリサイクル材を積極的に多様することでCO2の排出や原材料調達に伴う化石燃料の消費を抑え地球環境対する課題解決を図っている。

その問題点に対し、どのように対応したか

市場の変化が激しく商品サイクルが早い中でずっともち続けていたくなる普遍の価値を創造することが市場活性と 文化・社会貢献に繋がると考え理想の造形を追い求めた。しかし耐衝撃構造を構成するためのパーツ点数が必然的に増加し製品が理想とする骨組みを狂わせるため 外観によるアプローチのみならず実装面においてもデザインが主体となって発信し造形要素を構築していく必要があった。

審査委員の評価

高い防水性と耐衝撃性を備えながらも全体に薄くコンパクトに仕上がっている。薄型ながらそのグリップ性良さ・最適ポジションが心地よい操作系など、ユーザビリティーの高さも評価できる。カタログ寸法のコンパクト性にとらわれない独自の造形で、その機動性や期待感を表し、大胆な挑戦を行い、そして完成度も高いと思われる。ソリッドでタフでありながら洗練された全体感が非常に魅力的に仕上がっている。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   朝倉 重徳   川島 蓉子   芝 操枝  

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