GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
放課後プログラム [放課後の家づくり]
事業主体名
放課後NPO「After School!!」
領域/分類
移動・ネットワーク領域/コミュニケーション - メディア
受賞企業
放課後NPO「After School!!」 (東京都)
受賞番号
08C16042
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「放課後の家づくり」?みんなでホンモノの木の家を作るのだ!? 放課後プログラムの先生は市民先生と呼ばれる地元の大人やプロの方です。今回の市民先生は下北沢の一級建築士金子賢三さんと大工の棟梁田沢敏男さん。このお2人の市民先生とともに子どもたちは放課後に家づくりを行いました。市民先生に弟子入りした小学1年生から6年生までの子どもたちは家づくりのデザインから、家の模型作り、模型のプレゼンテーション、企画の決定、材料である木材の調達、そして建築作業に至るまで、実際の家づくりのプロセス全てを自分たちの手で行い、最終的に12回のプログラムを経て2階建ての本格的な木の家が見事に完成しました!

プロデューサー

放課後NPO「After School!!」代表 平岩 国泰

ディレクター

一級建築士 金子 賢三

デザイナー

世田谷区立池之上小学校の子どもたち

詳細情報

http://www.npoafterschool.org/

2008年3月19日
販売地域

日本国内向け

設置場所

世田谷区立池之上小学校

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

「子どもの心にスイッチを入れること」 好きなものに出会う、失敗して上手くなりたいと思う、なんでだろう?と思う、放課後の家づくりでこのような体験をすることで、子どもたちは「学ぶ楽しみ・作り上げる楽しみ・大人になる楽しみ」を感じてくれることになります。これこそが子どもの心に「好きなものを見つけて頑張る楽しみを知る」という人生を豊かにする心のスイッチを入れることになる、と私たちは信じております。

デザイナーのコメント

この家のデザイナーは子どもたちです。デザインにあたり、まずは近所の居酒屋さんで分けてもらった割り箸と輪ゴムで好きな家の模型作りを行いました。そして次に家のスケッチを各自が行い、さらに次の回ではグループに分かれて作りたい家の模型作りを行い、それを建築家さながらにプレゼンテーションをしてコンペをしました。みんなでまとめたデザインコンセプトは「2階建て・木の家・屋根裏部屋」でありました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

子どもたちが自分たちの理想とする家を作り上げました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

現在では、1階・2階は分けて収納され、1階は女の子の絶好のおままごとの場所として、2階は屋根を使って急角度のスリルある滑り台として放課後に大活躍をしています。そしてさらに、これからインテリアの放課後プログラムが始まります。今度の市民先生は日本インテリアデザイナー協会(http://www.jid.or.jp/)の皆様です。子どもたちのインテリアデザインにより「放課後の家」はさらに進化します。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「TVゲームより楽しく、学習塾より学びのある放課後を!」 子どもを育てるには家庭・学校・地域の3つが一体となっていくことが必要です。家庭は基本的な生活のしつけを、学校は読み書きそろばんを、そして地域は放課後の遊びの面倒を見ることが必要です。私たちは「放課後プログラム」を通じて、地域をつなげ、安全で豊かな放課後を作ることを目指しています。

その問題点に対し、どのように対応したか

「子どもを襲う事件への危機感」 残念ながら子どもを襲う悲しい事件が後を絶ちません。データによると子どもの事件の多くは午後3時から6時、つまり放課後に起きているのです。「TVゲームや学習塾ばかりの放課後への違和感」 公園に行っても携帯ゲームする子どもたち、塾や習い事ばかりでやたらに忙しそうな子どもたち。これら2つのことへの問題意識から私たちの「放課後改革」は始まりました。

審査委員の評価

放課後の子供たちの生活をどれだけ豊かなものにできるかという問題意識の中で、子供たちに一年かけて家をつくってもらうという発想自体が大変ユニークである。完成した小さな家というものが、造形的な面白さと同時に生きていくことのメタファーとしても感じられる。

担当審査委員| 永井 一史   佐藤 可士和   佐藤 卓  

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