GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
乗用車 [FCXクラリティ]
事業主体名
本田技研工業株式会社
領域/分類
移動・ネットワーク領域/身体の移動 - 身体の移動に用いられる機器・設備
受賞企業
本田技研工業株式会社 (東京都)
受賞番号
08C12009
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

FCX Clarityの開発では、排出ガスゼロという究極の環境性能を飛躍的に向上させると同時に、燃料電池車の持つ新しい可能性と魅力を広く伝えるため、革新のV Flow プラットフォームが持つパワープラント・レイアウトの自由度を活かし、これまでの内燃機関のクルマとの違いがひと目でわかる新しいセダン骨格を作り上げることを目標とした。さらに、この骨格に4人乗車のセダンとして日常使える居住性、トランクなどの収納スペースを成立させながら、エクステリア、インテリアのデザインにおいては単なる「環境車」に留まらない、次世代の燃料電池車ならではの「未来感」と「クルマらしさ」を取り入れた。

プロデューサー

本田技研工業株式会社

ディレクター

株式会社本田技術研究所 四輪開発センター 執行役員 デザイン開発室 室長 海老澤 伸樹

デザイナー

四輪開発センターデザイン開発室 第1ブロック 研究員 長谷川 勝 四輪開発センターデザイン開発室 第1ブロック 研究員 高木 陽蔵

左:エクステリア担当/長谷川勝 右:インテリア担当/高木陽蔵

詳細情報

http://www.honda.co.jp/

リース販売開始
2008年7月31日
価格

600ドル(リース)

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

米国・日本

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

地球的規模の環境問題が顕在する中、将来も美しい地球の上でクルマの喜びを世界の人々に提供する為に何をすべきか。この課題に対し未来に向けた解決策として、Hondaは究極のクリーン性能を実現する燃料電池車の開発に取り組んできた。FCXクラリティでは、その更なる躍進としてパワープラントのレイアウト自由度を追求し、環境性能だけでない燃料電池車にこそできる走りやデザインがもたらす次世代の喜びの創造を目指した。

デザイナーのコメント

エコカーであっても、操る楽しさ、所有する悦び、官能的な美しさなど感性に訴える魅力はこれからも欠かせない。革新のFCプラットフォームの自由度を活かし、ガソリンエンジンでは不可能だった、流れるようなモノフォルムのシルエットを実現。ゆったりとしたキャビンには未来感と心地よさが調和する空間を表現。ひと目みただけで心が奪われ、いつか乗ってみたい、これに乗れば未来が見えてきそうだと感じられるクルマを目標とした

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

温暖化や大気汚染、エネルギー問題など、世界的な地球環境問題に対して積極的に取り組む考えを持った方々をはじめ、次世代のクルマを操る楽しさや、エンジン音のない静かな走りなど、燃料電池車の新しい魅力や可能性に共感していただける方を対象とした。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

究極のクリーン性能を実現するとともに、モーター駆動特有の力強く伸びやかな加速によるドライブフィールや、4人乗車のセダンとして日常使える居住性、トランクなどの収納スペースを成立させた。クルマとしての新しい魅力に満ちあふれた、未来を予感させる燃料電池車を具現化したことにより、モビリティー社会に対して新たな可能性を示した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ショートノーズ・ワンモーションフォルムのスタイリングの熟成。内装の多くの触る部分に使用できるような、伸縮性や肌触りを追及したバイオファブリックの開発。

その問題点に対し、どのように対応したか

■燃料電池車の持つ新しい価値と、それに対する期待にこたえるデザインの魅力の実現 ■見える触れる部位への環境素材の使用(シート表皮を中心とした多くのインテリア素材) ■新しいメカニズムの作動状況等を正確に、未来的な表現でドライバーへ伝えるインターフェースの確立。

審査委員の評価

自らの中に発電所を持つユニークなコンセプトで、地球規模の環境問題であるCO2ゼロに対して新しい考え方を実現化させた次世代型燃料電池車である。その走りの壮快感も今までのガソリンエンジン車にない感性を出すことに成功し、プレミアムカーとしての新しい可能性がインテリアデザイン・エクステリアデザインに十分生かされた、未来を予感させる魅力的なデザインでまとめ上げられている。米国で始まるリースレンタル600ドル/月の現実的な戦略にも高い評価が集まった。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

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