GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ティッシュペーパー [外箱なし!漂白なし!環境にやさしい小さめブラウンティッシュ]
事業主体名
株式会社フェリシモ
領域/分類
生活領域 - 家庭用品
受賞企業
株式会社フェリシモ (兵庫県)
受賞番号
08A02003
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

普段、何気なく使っている白いティッシュ。これはバージンパルプを何度も漂白して作られています。漂白する過程では大量の水と薬品が使われ、大量の有害な水を排出するので、環境に高い負荷がかかっています。ティッシュを白くする理由は、そうでないと売れないという10年ほど前までの市場のイメージがあるからですが、薬品を使う漂白が環境にも肌にもよくないことを多くの人が気付き始めています。「汚れを拭くだけなら白くなくていい。サイズももっと小さくて十分」というアンケート結果に添って、漂白をやめ、従来より少し小さめサイズのティッシュを作りました。また、外箱もなくして、さらにパルプの使用量を減らしました。

プロデューサー

株式会社フェリシモ エコラグループ

ディレクター

株式会社フェリシモ エコラグループ

デザイナー

株式会社フェリシモ エコラグループ

詳細情報

http://www.felissimo.co.jp/ecolor/

発売
2008年6月20日
価格

850円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

日本国住民が1人あたり1年に使用しているティッシュの量は世界一。2位のアメリカの約3倍近くを消費しています。また茶色っぽい原紙を漂白する過程では、大量の水と薬品を使い、大量の有害な水を排出しています。ティッシュのサイズを少し小さくし、漂白をやめることで、森林伐採や有害な水の排出を抑えられ、地球の環境を守ることができます。

デザイナーのコメント

私たちが日常生活の中で「当たり前」と思っていることが、環境という観点で考えたときには、とんでもなく大きなつけを払わされていることに、企画者である私たち自身が企画プロセスを通して気付かされました。たくさんのお客さまから、その気付きに対して共感の輪が広がっていったこと、それがうねりとなってこういった商品の形に結実したこと、それが何よりも大きな“変化への兆し”だと私たちは思っています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

アンケート「『ティッシュについて考えるプロジェクト』アンケート・使いすぎない!ティッシュについて」を実施したところ“ティッシュを無駄使いしていると思う”と答えた人が38%(N=約9000人)で、“小さな後ろめたさ”を感じていることが分かりました。安くて便利なティッシュはついつい使ってしまいがち。そんな生活の中のちょっとしたエコ問題を感じている女性たちを主な利用者として想定しています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

■漂白しないナチュラルカラー ■詰め替え用で外箱なし(ケースは別企画。減り方がわかるもの) ■ちょっと小さめサイズ ■「CO2排出量取引(カーボンオフセット)」への貢献

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

少しでも木の消費を少なくするため、ティッシュのサイズを従来のものよりも少し小さくしました。また紙箱をなくして、さらにパルプの使用量を減らしました。

その問題点に対し、どのように対応したか

日本のティッシュ使用料は世界一。1年間で日本国住民1人あたりボックスティッシュ(200枚入り)を約18箱使用しています。これは一人当たり年間約7箱のアメリカと比べて約2.5?3倍の量です。私たちの意識が、世界の森林保護の鍵をにぎっているということです。

審査委員の評価

白いものを尊しとする時代は終焉を迎えつつある。ハンカチや衣服においてもオーガニックコットンなどの登場で今までの綿100の白に対し、違和感をおぼえる消費者が増えている。そんな時代の変化を受けて、このティッシュは、製造時に漂白剤を使用しないだけでなく、綿密な消費者調査から無駄がない少し小さめにサイズに変更、箱もなくした。この徹底したデザイン姿勢が見事。後は値段との戦いであるが、消費量が増えればおのずと解決する問題である。

担当審査委員| 長濱 雅彦   安積 朋子   大島 礼治   サイトウマコト  

ページトップへ