GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
弁当箱・重箱 [阿波遊山箱 「Sumi」]
部門/分類
商品デザイン部門 - 調理・食卓商品
受賞企業
坪井工芸 (徳島県)
徳島県木竹工業協同組合連合会 (徳島県)
受賞番号
07A06004
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

徳島の伝統的な弁当箱、「遊山箱」のリ・デザインです。遊山箱には外箱があるため、持つためには大きなハンドルが必要で、食べるためには内箱を取り出さなければなりません。この遊山箱特有の使われ方を、いかに自然な形でデザインするかに留意しました。この遊山箱のデザインでは、伝統的な遊山箱の側面の開口に注目し、この開口の位置を箱の隅の位置に移動させることにより、従来の遊山箱ではできなかった片手での内箱の出し入れの実現、蓋の取手の納まり、ハンドルの収まりを解決しています。隅を切り落としたような特徴的な形は、機能性の実現だけでなく、徳島の木工技術と新しいデザインへの挑戦を象徴する形となっています。

デザインのポイント
1.使いやすさと形の関係
2.伝統の新しい解釈
プロデューサー

徳島県木竹工業協同組合連合会 会長 本林 隆行

デザイナー

nosigndesign・nosigner・太刀川英輔

開始日
2007年8月1日
価格

26,800円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

徳島県の木工ブランド化事業の最初の取り組みとして、徳島県に伝統的に伝えられる弁当箱「遊山箱」のリ・デザインをすることになりました。遊山箱とは岡持の重箱で、読んで字のごとく、物見遊山に使われた弁当箱です。この遊山箱の何を新しくし、何を引き継ぐか。徳島の木工技術を皆さんに知っていただけるような商品となるよう、デザインを進めました。

デザインのポイント
1.使いやすさと形の関係
2.伝統の新しい解釈
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

従来の遊山箱から側面の開口部の位置を箱の隅に変更しただけで、内箱の取り出しやすさ、外箱のメンテナンス性の向上、蓋の収まり、大きなハンドルの取り付けを解決している。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

口に触れても安全な塗料・オイルを使用し、永くお使いいただいても安心いただける上、隅が切り落とされているため外箱の内側に汚れが溜まりづらい等、メンテナンス性にも留意した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

地場産業の職人たちと、デザイナーが共同で、売り方をデザインするためのブランド作りを進めているところです。

審査委員の評価

伝統的なモノづくりの中に、ダイナミックな造形や使い勝手に関する工夫を施し、重箱として新しいあり方に対して積極的に取り組んでいる姿勢が感じられる。日本的な文化は継承しつつ、弁当箱、重箱の新しい可能性を感じるデザインに仕上がっている。

担当審査委員| 柴田 文江   安積 朋子   岩崎 一郎   和田 達也  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ