GOOD DESIGN AWARD

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2006

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
キーケース [キーキッス]
部門/分類
商品デザイン部門 - セキュリティ関連商品・設備
受賞企業
株式会社オプナス (東京都)
受賞番号
06A12033
受賞概要
2006年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

鍵の表面を異素材で覆い保護する建築用ディンプルキーとそれを差し込む錠ケースである。外観からは金属の鍵であることを感じさせない形状が従来の鍵のイメージをくつがえし、アクセサリー感覚で身に付けたり、好みのストラップを付けて自由に持ち歩けるようになっている。鍵の先端は唇を連想させ、これを受ける(差し込む)側の錠前とキスをするようなイメージでデザインを施した。また鍵は持ちやすく、誰もが簡単に施解錠操作をおこなえる。さらに鍵の編成を見せずに操作できることで、ユーザーをその編成が複製される不安から解放できる。

プロデューサー

株式会社オプナス 代表取締役社長 峯村陽一

ディレクター

株式会社オプナス 企画開発部 部長 大割一明+株式会社クルー 代表取締役 馬場了

デザイナー

株式会社オプナス 企画開発部 野田明典/設計課 主任 齋藤守正、谷寛文+株式会社クルー 山崎信哉

デザイナー 山崎信哉 設計者 齋藤守正 設計者 谷寛文

開始日
2006年12月1日
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

従来の鍵は数千万以上する住居の価格に対して小振りで所有感のないものが多く、所有者の夢を叶えた証としてはありがたみが少なかった。キーキッスでは、金属の固まりである鍵を異素材で覆い、アクションを与えることで所有価値の向上を計るとともに、鍵面が露出しないことによるセキュリティ性能や安心感、そしてシリンダーへの誘導や回しやすさ、といった基本的な使用性の向上を同時に達成するデザインを心がけた。

デザインのポイント
1.しまい込んで携帯していた鍵に高いデザイン性を与えることで、これを持ち歩くスタイルを変えた。
2.施解錠操作の回転力を軽減するため鍵の持ち手に厚みを持たせ、より回しやすい形状とした。
3.シリンダー差し込み口と、機能的・デザイン的な一体感を持たせ、ドア全体を構成するアイコンとした。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

キーキッスの持ち手部分をくぼませ、つまみやすい形状・大きさとすることで、鍵の回転力を軽減させ、簡単に施解錠操作ができるようにした。性別や年齢によってデザインの好みも異なることから、カラーバリエーションを3種類用意。また、キーホルダーやストラップを好みに応じて付けられるよう、通し穴の形状も工夫した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

構成部品のうち樹脂部の材質を統一し、かつ塗装を排すことでリサイクル効率を高めた。使用後はセキュリティ性維持のためにも回収・分解し、鍵の金属部を処理した後、再資源化する。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

近年玄関ドアで電気錠が普及しているなか、機械式の鍵は停電時や緊急時の非常用として持ち歩くことが多い。その場合ユーザーは鍵を持っていながら実際には使わないこともあり、鍵ひとつを単体で持つことが多くなる。キーキッスは外観がおしゃれで複製もされにくく、またドア全体で見れば電気錠でありつつも機械式の鍵は非常用として外せないというドアメーカーのジレンマから解放し、非常用シリンダーを目立たせずにドアの意匠性を高める提案を行うことができる。

審査委員の評価

アクセサリー感覚で身につけて持ち歩ける鍵の新しいあり方の提案でもある。鍵の伝統的イメージである金属の冷たい表情が消え、親しみ易くシンプルな形態として仕上げられており好感が持てる。何よりもユーザーの個人情報である鍵の刻み部について、使用時・携帯時を通して隠せ、複製の不安もなくし安心させるシステムは新鮮でありシリンダーが突出してないフラットな錠前とともに評価したい。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平田 喜大   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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