GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
歯ブラシ [デンタルΣ 360°歯ブラシ]
部門/分類
商品デザイン部門 - 健康管理・美容商品
受賞企業
有限会社ビバテック (大阪府)
受賞番号
05A01054
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

360°歯ブラシは、毛の本数が、10,000本以上(一般歯ブラシの約10倍)植毛。毛の細さは超極細0.09ミリ。すべてが曲線のため、歯を磨く時、歯ぐきには同じ圧力(負荷)をかけずにマッサージが可能となった。また、高密度な極細毛は、上下左右にと強力に歯垢除去。歯肉マッサージ&爽快ブラッシングが同時にできる特許取得済商品である。さらに歯磨きのテクニックが要らず、心身障害者(児)の方々にも使いやすいと、日本障害者歯科学会にも発表されたユニバーサルデザイン商品である。

プロデューサー

有限会社ビバテック 代表取締役 松本芳夫

ディレクター

有限会社ビバテック 専務取締役 渋谷豪敏

デザイナー

有限会社ビバテック 取締役 松本久栄

詳細情報

http://vivatec.jp

開始日
2003年12月8日
価格

1,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

長年続いてきた植毛歯ブラシのデザインにとらわれることなく、360°全周型の歯ブラシをデザインした。360°型という円状の歯ブラシにすることで、毛のラインが、歯面から歯頸部、歯ぐきへとフィットし、ブラッシングとマッサージが同時にできる曲線タイプの歯ブラシを可能にした。結果的に商品デザインが、いくつもの付加価値を持つことになり、「子供から介護まで」多くの人に使ってもらえることを願っている。

デザインのポイント
1.360°のリング状の毛を重ねることで、1万本以上(一般の10倍以上)の植毛を可能にした。
2.360°曲線ブラシにすることで、歯ぐきに負担をかけず、マッサージができるようになった。
3.360°型の形状のために、手首を返す必要がなくなり、高齢者、障害者の方々にも評価された。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ロナルド・メイス氏らによって作られたユニバーサルデザインの7原則を取り入れた。すなわち、360°型設計により、使い方が簡単で、テクニックが入らず、健常者、高齢者、障害者など公平に利用できるようになった。毛はナイロンなどで、複雑な構造や素材は使用せず、小さな子供やダウン症の方が歯ブラシの毛を噛み切ったりしないように特殊な溶着技術を採用。360°型を維持した上で、それぞれの口の状態に合わせて、子供用、大人用、介護用、ふつう、やわらかなど数種類を発売など7原則を重視した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

360°型歯ブラシの耐久性を追求した結果、一般の歯ブラシに比べ、長持ちするようになった。歯ブラシは、消耗品であり、使い捨てである。年間に捨てる回数が多いほど、環境負荷につながる。通常の植毛歯ブラシのように、1ヶ月毎に使い捨てするのではなく、弊社の歯ブラシは、3ヶ月は長持ちするように設計。仕組みは、毛と毛の交互にはめ込んだワッシャーが、毛の広がりを押さえ、さらに、ブラッシング方法が、一般の毛先磨きに比べ、360°型歯ブラシは、全体磨きであり、毛も密集しているため、短期間では、毛はへたらないような構造となった。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

360°型の形状が、上下左右を磨く時、手首を返す必要がなく、誰でも簡単に使えるデザイン性をもつようになった。結果的に、医療方面、介護方面への販売が可能になり、販路が広がった。さらに、磨き方のわからない子供用として、ユーザーからの要望も高く、販売チャンネルの拡大に大きく貢献した。

審査委員の評価

1万本以上の植毛がされ、歯垢除去効果が優れている。また植毛された0.09mmの毛の360度の配置により使いやすく、医療・介護の現場に最適なモノになるであろう。、

担当審査委員| 國本 桂史   川島 蓉子   サイトウマコト   山本 建太郎  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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