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[2008年度グッドデザイン賞]内藤廣審査委員長からのメッセージ (2008.04.01)


グッドデザイン賞は新たな地平を目指して船出しました。制度設立から五十年、身の回り品から始まり、いまや都市やデジタルメディアまで、カバーする領域は広がりを持ちました。それに伴い、デザインの意味も役割も多様なものとなりました。デザインという意味を再構築し、その枠組みも再考する時期に来ています。

今年は大きく模様替えをしました。審査領域を整理し、時代の要求に合わせて再編成しました。それでも大切なことは変わりません。デザインは多くの人の生活を支え、豊かなものにし、社会を明るくします。やはり人間中心なのです。未来のためにあるのです。

「近未来のディマンドサイド」に立ちたい。それが再編に当ってのメッセージです。グッドデザイン賞は、今まで以上に刺激的で活性度の高い場造りを、デザインの審査を通して目指します。

 

2008年4月1日

内藤 廣
建築家・東京大学大学院 教授

 

早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、 1981年内藤廣建築設計事務所設立。代表作に「海の博物館」「安曇野ちひろ美術館」「牧野富太郎記念館」「島根県芸術文化センター」など。2001年からは東京大学社会基盤学科で教鞭をとりながら、土木・建築・都市の枠を越えて、建築設計からまちづくりまで様々な領域で幅広く活動中。
photo : Rolad Hagenberg