ニュース 2007年度記事


受賞情報の「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」導入について (2007.09.12)


今年度よりグッドデザイン賞に受賞した公表情報を当会のウェブサイトに掲載する際に、応募者の同意を得て「クリエイティブ・コモンズ」のライセンスを明記することにしました。
クリエイティブ・コモンズ導入に関しては、受賞企業からお預かりしたグッドデザイン賞の受賞情報は、当会が独占使用するものではなく、デザイン教育の現場などデザイン界、そして広く一般社会においてもデザインの振興に有意義に活用してもらいたいとの考えにもとづくものです。
同時に、ウェブサイト上の情報における著作権の在処を明確に示すこともこの導入の目的です。


クリエイティブ・コモンズは、現在の著作権法を前提とし柔軟な利用条件を事前に提示する仕組みであり、現在日本を含む38カ国で各国法に準拠しローカライズ化され、日本では「NPO クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)」が事務局となり普及活動を行っているものです。

CCJPのウェブサイトには「クリエイティブ・コモンズの定義と理念」として以下の記載があります。

  • ・クリエイティブ・コモンズの定義
    法律や技術に関する専門的な知識がなくても、簡単な4つのアイコンの組み合わせを選択するだけで、誰でも自分の生み出した作品を、自分の好きな条件で、インターネットを通じて世界に発信することができる画期的なライセンスシステムです。
  • ・クリエイティブ・コモンズの理念
    クリエイティブ・コモンズのライセンスは、完全な著作権保持と完全な著作権放棄の間の中間層を埋める役割を果たします。具体的には、コンテンツに対して著作権を保持しながら一定の自由を事前に許諾している事を、分かりやすく表示することでより自由な著作権ルールを実現し、より豊かな情報流通と文化・科学技術の発展をサポートします。

なお、6つの基本的なクリエイティブ・コモンズのライセンスは、以下の4つの条件の組み合わせによって規定されています。


  • 表 示:
    作品を創作した人(著作者)の氏名、作品のタイトルなど、作品に関する情報を表示する

  • 改変禁止:
    作品を改変してはならない。

  • 非営利:
    作品を営利目的で利用してはならない。

  • 継 承:
    改変することで新たに生み出された作品は、当初の作品のライセンス条件を継承し、同一の組み合わせでライセンスされなければならない。


今年度のグッドデザイン賞受賞情報では、「表示」「改変禁止」の2つの条件に限定して実施します。つまり、第三者がグッドデザイン賞受賞情報を他のウェブサイト等で利用する場合、「当会のクレジットを表示すれば、商業系媒体でも紹介も可能だが、情報に改変を加えることはできない」となります。

以上のように、クリエイティブ・コモンズは著作権者の権利を守りつつ、かつ著作物の流通を促進するための仕組みです。この主旨にご賛同をいただき、今回の受賞情報校正時に承諾の有無をご判断下さいますようお願いいたします。

クリエイティブ・コモンズについての詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.creativecommons.jp/