これまでグッドデザイン賞を受賞された方々に、グッドデザイン賞をどのように活用されているか、お話をお伺いしました。今後、不定期で連載していきます。
株式会社北星社 開発部 中村忠夫さんに聞く(2006.05.16 up)
「ととあわせ」は2005年度グッドデザイン賞(商品デザイン部門)を受賞したカードゲーム。2枚1組のカードの一方に“魚へん”、もう一方に“つくり”が書かれ、それを合わせると魚の名前(漢字)が現れます。神経衰弱やカルタのように遊ぶゲームです。和のテイストを活かしたグラフィックと、ユニークな着眼点、大人も子供も魚について楽しく勉強できる点などが審査委員に評価されました。この「ととあわせ」開発に関わられた中村さんに、グッドデザイン賞の受賞について、お聞きしました。
たまたまです(笑)。いや、私たちはもともと印刷が本業の会社ですが、初めて(プロダクト)商品を開発・販売することになり、インパクトの強い広報手段がないかと探していたところ、Gマークの募集がちょうど行われていたため、「ダメモト」で応募をしてみました。そうしたら結果的に受賞にいたったので、正直驚いています。
まず、多くの方々の目に触れるように、専用ウェブサイト「魚魚(とと)工房」(http://www.totokobo.com/)のトップページでGマークを掲載しています。このページでは「ととあわせ」の遊び方説明や、オンライン通販を行っています。ここでは、Gマークを知らない人のためにも「グッドデザイン賞受賞商品」と併記し、「グッドデザインファインダー(*)」へのリンクを貼りました(写真1)。
また、実際の店頭では、Gマーク付きの紙帯を特別に作成し、これを箱に巻いて販売しています(写真2)。このようにすると商品への取り外しや付け替えが簡単にできるでしょう?
(*注:グッドデザインファインダー=歴代のグッドデザイン賞受賞対象全てを閲覧・検索できる、グッドデザイン賞ウェブサイト内のページ)
Gマークは雲の上の存在と思っていたので、デザイナーはとても喜んでいます。また、取引先にも受賞をおしらせしています。売り場からは、Gマークがよいアイキャッチになり、お客様が「なんだろう」とまず最初に手にとってくれると聞いています。また、学校やNPO教育などの機関や、デイケアセンター、老人ホームなどの施設からのご注文が増えています。
このような遊びながら学べるゲームや、教育に役立つ商品にもっとグッドデザインが増えればいいですね。こどもが日常的に触れるものにこそよいデザインが必要だと考えています。
■ そのほか知育、教育に関するグッドデザイン賞受賞対象