ニュース 2006年度記事


グッドデザイン賞50周年を迎えて (2006/04/03)


「グッドデザイン賞」は、今年で50周年を迎えました。50年の長きにわたり、この制度をご支持、ご支援くださいました企業の皆様、デザイナーの皆様、そして生活者の皆様に、まず心よりお礼申し上げます。

さて、「グッドデザイン賞」の前身である「グッドデザイン商品選定制度」は、1957年(昭和32年)に通商産業省によって創設されました。戦後間もない日本が国際経済・社会に参加してくためには、「デザイン」という思想および方法論が不可欠だったのです。以来、日本の産業、社会は大きく発展し、デザインもその発展に大きく貢献してきました。商品の付加的価値を加えるものからはじまり、やがて新しい商品やサービスのあり方を実現するものへ、そしてデザインが生み出す新しい価値を中心に、ビジネスをプロデュースしていく活動へとその役割を大きく発展させてきました。そして、21世紀はデザインが機関車となり、産業や社会を牽引していくことまでが期待されています。

私どもはGマーク50周年にあたり、この制度の役割を、初心に立ち返り再構築していく活動に着手してまいります。50年前とは異なり、日本の産業とデザインは国際社会の中で大きな地位を占めるに至りました。「グッドデザイン賞」は、この重要な役割を、「デザインでなければできないこと」を具体的に提示する事によって、国際社会の発展に貢献したいと考えています。

新しい時代の第一歩を踏み出すこの50周年にあたり、多くの企業、デザイナーの方々のグッドデザイン賞への参加をお待ちするとともに、より広範なご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2006年4月3日
財団法人日本産業デザイン振興会 理事長
久禮彦治