戦後の経済復興の時代、輸出ブームによる外国からのバイヤーの注文などにも支えられ、産業はさらに加速。Gマーク制度が生まれたのは、ちょうどその真っただ中でした。まだ、デザインという言葉すら一般的ではない時代、日本商品による外国製品の模倣問題を背景に、模倣を防止するにはむしろ創造を奨励すべきとの視点からこの制度がスタートしました。
以来、日本のデザイン力の向上を目指すと同時に、一般のデザインに対する認識と、暮らしの質の向上を目指して半世紀。現在の日本の置かれた立場は、Gマークの創設の当時と比べて一変しました。この50年間に渡るGマークの効果は、コピー製品を排除し、品質の良い製品を輸出する国へと大きくイメージを変えたのです。
そして今、日本のデザインはさらに大きく発展しました。新しいデザインの時代、産業、経済、そして心豊かな暮らしの発展において、デザインということばがその内容をさらに拡げて、世界の国々が重要なキーワードとしてとらえ始めています。
オリジナル性の高い世界製品が経済に与える影響は計り知れないものがあります。
「ハイテクノロジーとハイセンス」、特にこれからの日本製品にはオリジナリティのあるものが要求されます。世界で輸出立国として受け入れ続けられるには、この2つの条件が要求されます。
使いやすく、安全性や経済性、そして地球環境を考えに入れ、美しくまとめられた創造性豊かな製品が良いデザインとされるのですが、さらに、それぞれの作り手の特徴やキャラクター性のあるものは、ブランド力を高めるに違いありません。
市場に受け入れられる一流製品の創造は、生活や企業発展を促すものと言えます。そういった意味で、大企業も中小企業も置かれた条件はまったく同じなのです。豊かな世界の市場は、品質の良いオリジナル製品に門戸を開いています。それぞれのアイデンティティを生かしたものづくりや、タイムリーな市場とのかけあい、そして、独自の技術や素材の特徴を生かしたものづくりは、人々に夢や希望をもたらし、新しい生活文化の創造にもつながります。
デザインの時代の「Gマーク」はそういう状況を背景にして、製品の信頼と次なる発展のシンボルとして人々に愛されるマークとして育まれることを願っています。

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