| 山本: |
USED G MARKとはいったい何なのかというと、デザインリサイクルショップ「D&DEPARTMENT」を運営しているナガオカケンメイさんが、ご自身の目で、これまでのGマーク商品の中から、もう一度リサイクルというかたちで売ってもいいなと思えるものを選び、紹介するという展覧会です。40年以上に及ぶ歴史の中で、Gマーク商品に選ばれたものは2万8000点ほどに上るわけですが、そこから彼が売ってもいいと思えたのは200点にすぎなかった。つまり、2万8000分の200です。私はこれはGマークに対する強烈なアンチテーゼだと思いました。また、D&DEPARTMENTは2003年度グッドデザイン賞の審査委員長特別賞、つまりここにいらっしゃる川崎和男さんが出された賞を受賞している。審査の途中のプレゼンテーションにおいてナガオカさんは、川崎さんに向かって、「いまのGマークはおかしいと思います」ということを堂々と言ったらしい。普通なら「うちはこんなにすごいからGマークをください」とやるところですよね。審査委員長に向かって「Gマークはおかしい」と言った人間に審査委員長特別賞が出ているとは、不思議に思いませんか。今日は、Gマークに対して批判的な考えのあるナガオカケンメイさんが川崎和男さんにぶつけたいこと、また、Gマークの審査委員長を3年間務められて、川崎和男さんが感じたことを率直にお話しいただきたいと思います。 |