8月末開催の「グッドデザイン・プレゼンテーション」を間近に控えた今回は、「事業の公開性」についてGマーク事業部がお話をうかがいました。(編集部)
 |
川崎 和男
名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 教授
大阪大学大学院 フロンティア研究機構 特任教授
2003年度グッドデザイン賞審査委員長 |

| Gマーク事業部: |
8月末に開催するグッドデザイン・プレゼンテーションを間近に控えた今回のKAZUO'S VOICEでは、中西前委員長より引き継ぎお取り組みいただいている民営化後のGマーク事業改革の中から、「事業の公開性」を話題にさせていただきます。
まず審査の公開性ですが、従来応募企業関係者のみをお招きしていた「内覧会」を、川崎委員長着任の初年度に「グッドデザイン・プレゼンテーション」と称して一般公開しました。また昨年からは乗用車の公開プレゼンテーションをはじめとして、携帯電話の半公開ラウンドテーブル、住まいの公開プレゼンテーションを順次開催しています。こうした審査の場やプロセスを、一般の方あるいは応募企業に開示していくことに、どういった意義や期待を込められているでしょうか。 |
| |
|
| 川崎: |
通産省の管轄下にあったGマーク事業は、1998年に民営化されました。民営化前の年、1997年は川上元美さんが審査委員長でした。私はその時、副審査委員長をやらせていただきました。当時、特別賞を決める総合審査会は非公開だったのですが、マスコミにだけは公開しようということで、テレビの取材班が入ったのを覚えています。これは審査委員団にとって初めての体験でしたが、審査委員にもとまどいがあって、審査プロセスを公開することはなかなか困難だなと実感しました。
民営化後、最初の3年間は中西元男さんが審査委員長を務められました。1998年は民営化されたということで、まずは新しい賞をどうつくっていくか、そしてイヤーブックをしっかりつくっていこうということをずいぶん議論しました。1999年になって、2次審査会場で金賞審査も実施して、これを公開しようということになった。それから応募情報だけでは理解が難しいものについては、非公開ですが応募者にプレゼンテーションを行っていただき、審査の参考にするという方法を始めました。その時点で、中西さんが将来的には審査プロセスの公開部分を増やしていこうという方針を打ち出されていましたが、そのためには審査委員も慣れていかないといけないし、事務局サイドにも大変な事務が発生するので、徐々に慣れていこうということになりましたが、1999年からすでにその準備を開始していました。 |
|
|
|
 |
|