川崎和男 対談バックナンバー

KAZUO'S VOICE
 
KAZUO'S VOICE 027「審査委員長3年目の1次審査を終えて」

今回は、名古屋で活躍される2名の審査委員、山村真一氏、國本桂史氏をお招きし、グッドデザイン賞の審査の話題を中心にお話いただきました。(編集部)

高尾 茂行高尾 茂行 川崎和男
山村 真一
株式会社コボ 代表取締役社長

國本 桂史
株式会社デルコ 代表取締役
川崎 和男
名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 教授
大阪大学大学院 フロンティア研究機構 特任教授
2003年度グッドデザイン賞審査委員長

川崎: 私がグッドデザイン賞の審査委員長になって3年目になります。この2年間、私はこの制度を、デザインによって貿易立国である日本の経済的な分野の進展と、それをベースにした文化的な分野を支えていくデザイン振興のための報奨制度、平たくいえば、デザイン活動としていいことやいいモノを誉めてあげることとして育ててきたつもりでいます。
本日お越しいただいた山村さんは、この制度のベテラン審査委員としてGマークにかかわっていただいています。また、國本さんには世代交代の見地から、新しい世代の審査委員代表として加わっていただきました。
私も含め、本日ここに揃った3名はいずれも活動拠点を中部地区に置いていますね。この中部地区はものづくりが盛んでして、これだけの不況の中でも幸いにして、その影響は最小限に留めています。つい最近、関西に行ってきたのですが、むこうははなはだしく落ち込んでいるという印象でした。このところ株価が1万円を超える超えないで大騒ぎしていますが、株価が1万3000円から1万5000円が日本経済の最低ラインであり、かつ失業率が2%を下回らないと日本の社会は成り立たないだろうという背景の中にわれわれは日常生活をしているわけです。

そうした中、最近のグッドデザイン賞を山村さんはどのようにご覧になっていますか。

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