2008年度グッドデザイン賞審査要領


この要領は、グッドデザイン賞の審査にあたり必要とされる事項を定めたもので、以下の内容から構成されます。

1)グッドデザイン賞審査委員会の設置


  • 主催者は、「グッドデザイン賞開催要領」に基づき、「グッドデザイン賞審査委員会」を設置します。
  • グッドデザイン賞審査委員会は、グッドデザイン賞と、グッドデザイン大賞を除くすべての特別賞について、グッドデザイン賞の理念と審査委員長の掲げる審査方針を尊重しつつ審査をおこない、それらを決定する権限を有します。
  • グッドデザイン賞審査委員会に、委員長1名と副委員長複数名を置きます。委員長は審査委員会を組織し、グッドデザイン賞の審査が適切に実施されるよう、総合的な見地からディレクションをおこないます。また副委員長は、委員長を補佐するとともに、有事の際にはその代理を務めます。
  • 審査委員の委嘱期間は、4月1日から翌年の3月31日までとします。

2)グッドデザイン賞の審査


  • 2008年度のグッドデザイン賞審査は、近未来の生活者の立場から審査をすることにより、生活者のあるべき時空間を予感させ、デザインを通じて、豊かさと持続可能性に満ちた生活、産業、社会の実現をめざします。
  • グッドデザイン賞審査委員会は、応募された対象ごとに、下記に記載する「グッドデザイン賞の審査理念」に基づいて審査をおこない、総合的な見地から「グッドデザイン賞受賞対象」を確定します。
    さらに同様な審査によって、「グッドデザイン賞受賞対象」の中から、「グッドデザイン金賞」などの特別賞受賞対象を確定します。

    グッドデザイン賞の審査理念

    人間(HUMANITY)もの・ことづくりへの創発力
    本質(HONESTY)現代社会への洞察力
    創造(INNOVATION)未来を切り開く構想力
    魅力(ESTHETICS)豊かな生活文化への想像力
    倫理(ETHICS)社会・環境への思考力
     

3)審査の手順


グッドデザイン賞の審査は、以下に示す「一次審査」「二次審査」「特別賞審査」「グッドデザイン大賞選考」の段階をもって、「グッドデザイン賞」および「特別賞」を確定します。 各段階の審査の具体的な進め方等については、別途「グッドデザイン賞審査委員会運営規則」により定めます。

一次審査(書類審査)

  • グッドデザイン賞審査委員会は、応募対象について、応募時に提出された資料に基づき一次審査をおこない、一次審査通過対象を確定します。
  • 一次審査および二次審査は、「開催要綱」に記載する4つの領域ごとにおこないます。また応募対象が多岐にわたる領域については、複数の審査ユニットを編成して審査をおこないます。

二次審査(現品審査)

  • グッドデザイン賞審査委員会は、一次審査を通過した応募対象および審査委員会の推薦によって応募された応募対象(後述)について、原則として現品をもって二次審査をおこない、「グッドデザイン賞受賞対象」を確定します。また受賞対象の中から、特別賞候補を選出します。
  • 審査委員会は、一部の二次審査対象について、審査委員が出張しておこなう「現地審査」、応募者の説明を直接聞く「口頭審査」を実施することができます。また審査対象の品質等に関する資料の提出を求めることができます。
  • 二次審査会は、東京ビッグサイトで開催するフェア「グッドデザインエキスポ」の開催に先立ち、非公開で実施します。

特別賞審査

  • 審査委員長、副委員長、および審査委員長が指名する審査委員によって「特別賞審査会」を組織します。
  • 特別賞審査会は、特別賞候補の中から「ベスト15(金賞)」などの各特別賞受賞対象を確定します。またベスト15の中から、「グッドデザイン大賞候補」を選出します。
  • 特別賞のうち「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」については、「ロングライフデザイン賞応募要領」に基づき別途応募、審査をおこない、「特別賞審査会」において確定します。
  • 各特別賞については、各賞の表彰主体者に報告され、所定の手続きを経て受賞が決定します。

グッドデザイン大賞の選出

  • 特別賞審査会が選出した大賞候補を対象に、審議委員会委員、審査委員、およびグッドデザイン賞受賞者等の投票により、「グッドデザイン大賞」を決定します。
  • グッドデザイン大賞の選考は、11月6日に開催される「グッドデザイン賞表彰式」に先立ちおこないます。

審査が不可能な応募対象について

  • 審査委員会は、応募対象のうち審査体制が十分に整わない等の理由により、その対象を審査不可能と判断することができます。

4)審査結果の公開


  • 審査委員会は、二次審査を通過したすべてのグッドデザイン賞受賞対象および特別賞受賞対象について、その受賞理由を明らかにします。また審査領域、審査ユニットごとに、審査講評を作成します。
  • 主催者は、これらの審査情報を応募者に通知するとともに、グッドデザイン賞のウェブサイトなどを通じて公開します。
  • 個々の審査対象の審査内容についての問い合わせには、回答しません。

5)審査委員の権利と義務


  • グッドデザイン賞等の確定ルール

    グッドデザイン賞の確定にあたっては、各審査委員は上述のグッドデザイン賞の審査理念をもとに各人の見解を相互に開陳し、審査領域および審査ユニット毎に編成する審査委員の合議により、これを確定します。
    合議による確定が難しい場合は、審査領域、審査ユニットの長、あるいは審査委員長がこれを確定します。
  • 審査委員自身がデザインした対象の審査

    審査委員自身がデザインした応募対象あるいはコンサルティングした応募対象が、その審査委員が所属する審査領域あるいは審査ユニットで審査される場合は、情報提供を含め、その対象の審査に関わることを一切禁止します。
  • 審査情報についての守秘義務

    審査委員は、応募対象に関わる機密情報ならびに審査経緯など、審査を通じて知りえた秘密情報を第三者に漏らすことを一切禁止します。
    審査委員は、審査期間開始以前に主催者に「守秘義務に関わる誓約書」を提出します。
  • 審査委員による「推薦応募」

    審査委員は、グッドデザイン賞に応募されていない対象について、その見識をもって応募を呼びかけることができます。
    ただし審査委員自身がデザインした対象あるいはコンサルティングした対象は、その審査委員から推薦することはできません。
    審査委員の呼びかけによって応募された対象は、一次審査を通過したものとみなされ、二次審査に提示されます。審査委員による「推薦応募」対象についても、一般から応募された対象と同等に審査されます。

6)審査謝金


主催者は審査委員にグッドデザイン賞の審査に関する謝金を支払います。全審査委員に共通して依頼する審査については「審査定額謝金」を支払います。また、特別賞審査、会議等への出席、原稿料等については、別途支払います。
「審査定額謝金」を含め10月31日までに依頼した内容については12月末までに、また11月1日以降年度内に依頼した内容については、3月末までに支払います。