GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン大賞

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受賞対象名
自律分散型水循環システム [WOTA BOX]
事業主体名
WOTA株式会社
分類
社会基盤システム/インフラストラクチャー
受賞企業
WOTA株式会社 (東京都)
受賞番号
20G191266
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

WOTA BOXは、世界初の「持ち運べる水再生処理プラント」です。生活排水を98%以上再利用し、上下水道いらずの水利用を可能にします。独自開発の水質センサとAI技術で、浄水処理と排水処理を両立。誰でもどこでも、水循環によって豊富な水利用が可能になる、人にも環境にも優しい未来の水インフラです。

デザインのポイント
1.世界初の「持ち運べる水再生処理プラント」として、高い運搬性と初心者でも使いこなせるUIを実現
2.独自開発の水質センサとAI技術により、98%以上の水再生率と99.999999%以上の安全性を両立
3.5段階フィルターシステムで、上下水道いらずでのシャワー・手洗い・洗濯を実現。石鹸・洗剤も利用可能
プロデューサー

WOTA株式会社 前田瑶介

ディレクター

WOTA株式会社 山田諒、奥寺昇平

デザイナー

UI/UX Design:WOTA株式会社 竹村健司 Graphic Design:WOTA株式会社 江村祐美 Industrial Design:株式会社346 三枝守仁、菅野秀

左からWOTA株式会社 奥寺昇平、江村祐美、前田瑶介、山田 諒、竹村健司

詳細情報

https://wota.co.jp/wota-box/

発売
2019年11月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

全国

受賞対象の詳細

背景

自然災害時、復旧に最も時間を要するライフラインは「水」です。 しかし、これだけ災害の多い日本にもかかわらず、多くの避難所でシャワーすら浴びることができないというのが現状です。また、 生活用水不足は、日本赤十字社の調査等で避難所における最大の課題とされながら、大量の給水・排水処理が必要なことから陸上自衛隊等の限られた担い手を除いて困難でした。このことに課題意識をもった私たちは、2016年熊本地震での避難所に試作機を設置し、簡易シャワーを実現しました。長期断水下でのシャワー実現は、避難者の方々に大変喜んで頂けました。また、避難所で感染症対策にも効果を発揮しました。そして、ここでの原体験をきっかけに、災害時等の上下水道の使えない状況でも豊かな水利用を実現する製品、水によって災害時の衛生的な避難所生活を実現する製品が必要であると考え、応募製品の企画・開発に至りました。

経緯とその成果

製品は水再生機能を有する「WOTA BOX」に対し、オプションとしての水利用キットを接続することで、上下水道がない場面における自由な水利用を実現します。例えば「屋外シャワーキット」を接続すれば、災害時の避難所等でも、簡単にシャワー利用が可能になります。「WOTA BOX」では、水再生処理において、各ポイントでのセンサー情報をAIで分析することによって、クラウド上で水質の安全性を常時制御・監視し、水質異常時に自動的停止します(安心ストップ機能)。これらにより、水質の安全性と98%以上の水再生率を実現しています。専門家以外の一般ユーザーの利用を想定し、水質や消耗品の状態、メンテナンス等を直感的に把握できるUIやガイド、操作ミス防止のサインや機構を製品に施しました。さらに「屋外シャワーキット」では、シャワーブース等をテント式とし、コンパクトに収納し、ワンタッチで15分・2人で展開可能です。

仕様

寸法:幅820mm x 奥行き450mm x 高さ933mm 重量:82kg ※乾燥状態 消費電力:100V〜50/60Hz(国内使用)、500VA 供給水量:約4L/分 浄化流量:最大4L/分 浄化水質:公衆浴場の水質基準に準拠 設置時間・人数:約15分・2人

どこで購入できるか、
どこで見られるか

WOTA株式会社
WOTA株式会社
WOTA BOX
WOTA BOX + 屋外シャワーキットの紹介映像

審査委員の評価

電気・水・通信など、私たちの生活は様々なライフラインに支えられると同時に、制限もされている。これらのインフラがもしポータブルなものになったら、暮らしはどう変わるだろう?人々はより自由に住む場所を選べるかもしれないし、面的なインフラ構築の財源に乏しい地域は、小さな投資から住環境を作れるかもしれない。WOTAは、自由化・分散化が遅れていた水分野に循環システムを導入する革新的な取り組みだ。独自に開発された水質センサとAI技術を軸に、フィルタリングシステムがさらに洗練され、今後のプロダクト・サービスへも寄与するだろう。災害時を超え、人と水と環境の関係を変える新たなインフラを育ててゆかれることを期待したい。

担当審査委員| 長田 英知   内田 友紀   近藤 ヒデノリ   Miles Pennington   水野 祐  

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