GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
素材提供サービス [ポケモンイラストラボ]
事業主体名
株式会社ポケモン
分類
一般・公共用システム・サービス
受賞企業
株式会社ポケモン (東京都)
受賞番号
20G191265
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ポケモンイラストラボ」は、教育・保育・公共・医療施設内における子供向けイラスト素材の無償ダウンロードサービスです。多くの子供たちにぬりえや工作など、ポケモンの素材を自由に使った「創造力を育む場」を提供し、見守る大人にもマナー啓発ポスターの作成などを通じて「子供と一緒に共感できる場」を提供できるようデザインしました。

デザインのポイント
1.ポケモンのキャラクターデザインを利⽤した教育・保育の効率化・円滑化。
2.通常ライセンスフィーの発⽣するポケモンのキャラクターアートを使⽤先を絞って無償化。
3.対象施設ですぐに使えるデザインを誰でも操作しやすいシンプルなUIでオンライン提供。
プロデューサー

株式会社ポケモン My First Pokémonプロジェクト 澤邉信博

ディレクター

株式会社ポケモン My First Pokémonプロジェクト 新井賢一、廣瀬千尋、大野達也、田中貴子

デザイナー

株式会社ポケモン My First Pokémonプロジェクト 服部悦哉

廣瀬 千尋 / 大野 達也 / 田中 貴子 / 服部 悦哉

詳細情報

https://www.pokemon.jp/special/illust-lab/

利用開始
2019年6月4日
価格

0円 (無償提供)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

「ポケモンで、カタカナをおぼえました!」「ピカチュウがハミガキをすすめてくれたら、 すすんでやるようになりました‼」このような声は、これまでに何度も、保護者さまや教育関係者さまから弊社に寄せられていました。キャラクターが学習・保育の妨げになるという考えかたもある一方、お子さまが興味・関心があるものに対して強い集中力を発揮するというのも事実です。通常、有償でライセンシングされるポケモンのアートを、教育・保育の現場での活用事例に沿う形式にし、なおかつ無償で提供することによって、お子さまの教育・保育をより効果的に行ううえでの手助けになるのではないか、と考えました。

経緯とその成果

まず、社として、有償ライセンスしているものを「無償」とするところに一つ目の大きなハードルがありましたが、子供を育てる教育・保育の現場に貢献したい想いと、子供に愛されるコンテンツであり続けるための一助になればという想いから、社として決断をしました。実際のデザインにおいては、幼保~小学校まで幅広く使えるイラストやぬりえなどの素材をそろえること、かなり細かなFAQが必要になる使用範囲・規約の定義に苦心し、ようやく公開に漕ぎつけました。プレスリリース実施後にニュースで大きく扱われたこともあり、公開後2週間で約5,000施設にご使用いただくことができました。その後も口コミなどで拡散し、現時点で47都道府県において約4万件以上ダウンロードしていただいております。また、COVID-19の拡大の際には、サイト立ち上げ時には許諾しなかった個人(家庭)への使用許諾に踏み切り、さらにユーザーを拡大しています。

仕様

【提供内容】装飾や工作などにご使用いただける、ポケモンのイラスト・ぬりえ・マナー啓発ポスターなど、100種類以上の素材を公式ウェブサイトからダウンロード可能 【対象】小学校(公設学童含む)・幼稚園・保育園・認定こども園・児童館(屋内施設)・図書館・小児医療機関・公民館や生涯学習センターなどの子供用スペース ※現在、2020年末まで小学生以下のお子さまをお持ちの一般のご家庭にも対象範囲を拡大中。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

公式ウェブサイト「ポケモンイラストラボ」
公式ウェブサイト「ポケモンイラストラボ」

審査委員の評価

キャラクター・ビジネスは権利保護強化によるビジネスモデルが構築されてきた分野であるが、近年はインターネット、SNSをはじめとするネットワーク外部性が高まることにより、相反したニーズが生まれている状況がある。すでにくまモンや初音ミク等の成功例はあるが、「ポケモンイラストラボ」は、ポケモンという世界有数の強力なキャラクター・コンテンツを、他に先駆けて、一部の教育・保育・医療を含む非営利目的において、キャラクターを無償で利用できる環境を整えた。企業とユーザーの双方がwin-winの関係を作り出す、オープンすぎもせず、クローズドすぎもしない絶妙なライセンス設計と、子どもとの接点を生み出す長期的なビジネス戦略のデザインが高く評価された。コロナ禍を受けて、無償許諾範囲を拡大しており、今後の展開も注目される。

担当審査委員| 長田 英知   内田 友紀   近藤 ヒデノリ   Miles Pennington   水野 祐  

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