GOOD DESIGN AWARD

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2019

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン]

受賞対象名
消火器 [+ 住宅用消火器]
事業主体名
モリタ宮田工業株式会社
分類
防災用品
受賞企業
モリタ宮田工業株式会社 (東京都)
受賞番号
19G050275
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

創業129年の防災メーカーが立ち上げた防災ブランド+maffsの住宅用消火器。「防災をライフスタイルに。」を理念とし、従来のデザインと対極となる「住まいに調和するデザイン」を採用しました。隠されがちな消火器を、生活者が見える場所に置き、素早く消火することができます。「調和」を機能として捉え、生活に寄り添う防災製品です。

デザインのポイント
1.艶消しの白黒塗装と、規格の範疇で最大限に洗練した表示で、住まいに調和し、気軽に見える所に置ける。
2.忘れがちな使用期限をユーザー自身が『メモリータグ』に記入することで、定期交換の認識を高められる。
3.性能訴求ではなくブランドの世界観を伝えるパッケージで、生活雑貨としてB to Cの販路を拡大した。
プロデューサー

モリタ宮田工業株式会社 新規事業開発課 北里憲

ディレクター

モリタ宮田工業株式会社 法人営業部マーケティング課 清水範子/新規事業開発課 三木加奈

デザイナー

モリタ宮田工業株式会社 技術部設備技術課 今城菜穂

詳細情報

https://www.maffs.jp/c/extinguisher/vf1ham

発売
2019年1月
価格

10,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

東日本大震災直後、日本中の家庭で、慌ただしく災害の備えがされました。ところが、再び平穏が訪れると、意識は薄れてしまいます。防災とは、いざという時に自分や大切な人を守る準備をしておくこと。防災を当たり前のこととして、継続的かつ能動的に、生活に取り入れてほしい。そんな想いから、「防災をライフスタイルに。」をコンセプトに、生活者のライフスタイルに寄り添う防災ブランド+maffsを立ち上げました。第一弾として、住宅用消火器の商品開発に着手しました。消火器は火災の被害を小さくするために有効ですが、一般家庭の消火器の保有率は4割程度に留まり、普及が進まないことが課題でした。要因を調査したところ、部屋に置きたくない、購入方法がわからない等の、消火器への抵抗感、疑問の声が寄せられました。そこで、デザインの観点から、消火器の在り方や販売方法を見直し、現代のライフスタイルに合う消火器を開発しました。

経緯とその成果

消火器は、赤くて目立つことを優先につくられてきました。しかし、強調された存在は住空間に馴染まず、時間の経過とともに見えない所に隠される傾向にありました。火災の被害の抑制には、消火器を見える所に設置し、いつでも使用できることが大切です。『+ 住宅用消火器』は、住まいに調和することを重視し、上質な艶消しの白黒塗装を採用しました。国家検定の規格で内容や位置等が定められた表示も、最大限に洗練し、本体背面にシンプルにまとめました。付属のタグは『メモリータグ』と称し、忘れがちな使用期限をユーザー自身が書き込めます。自分の手を動かすことで記憶に残り、定期交換の認識を高められます。また、性能訴求ではなくブランドの世界観を伝えるパッケージで、ECサイトや生活雑貨ショップ等のB to Cの販路に導入し、より多くの人の元に届くようにしました。消火器が暮らしに溶け込み、一人でも多くの命を救うことを願っています。

仕様

型式番号:消第30~18号、消火薬剤:強化液(中性)1.0L、適応火災:普通・天ぷら油・ストーブ・電気、使用温度範囲:-20℃~+40℃、総質量:約2.2kg、寸法:全高375mm・全幅145mm・胴径85mm、放射時間:約12秒、放射距離:4~6m、カラー:ホワイト・ブラック

どこで購入できるか、
どこで見られるか

maffsブランドサイト・蔦屋家電・大阪ガス・日立系家電販売店・東邦ガスリビング・東京ガス・静岡ガス
+maffs brand website

審査委員の評価

消火器をモノトーンカラーに変化させただけという小さな行為だが、空間における調和という点では非常に大きな行為だと感じる。おそらく視認性が良くなければいけないという意識からか、これまで当たり前にように赤色でなければいけないという考えがあり、そこは長年受け入れてきたアイテムのような気がする。もしかすると他にも様々な分野で、このような変革が可能なものはあるのではないか、またそれを変えていけるのではないかという意識を持たせてくれることも受賞のポイントになっている。

担当審査委員| 安西 葉子   鈴野 浩一   廣川 玉枝   藤城 成貴   Rama Soeprapto  

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