GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
コミュニティ施設 [石巻・川の上プロジェクト第2期 「耕人館」&「たねもみ広場」]
事業主体名
一般社団法人石巻・川の上プロジェクト
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
一般社団法人石巻・川の上プロジェクト (宮城県)
株式会社スタジオテラ (東京都)
株式会社wip (東京都)
ONO BRAND DESIGN (東京都)
受賞番号
18G161303
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

約400世帯が住む川の上地区は2018年に防災集団移転により沿岸部から約400世帯が移り住む。異なるバックグラウンドをもつ人たちが一緒になるため、新旧の住民が親睦を深める場が求められ、2015年に「川の上・百俵館」が開館した。開館から3年がたち、地域の多様な世代の人たち集まり、新旧住民にとってのサードプレイスになりつつある中で、新たな課題も見つかった。課題を丁寧に拾い上げ紡ぎだした「耕人館」および「たねもみ広場」は、子供も大人も、ハンデのあるひともないひとも、お年寄りも赤ちゃんも、地域の人たちが共に学びあい、支えあい、伝承するための「地域の学び舎」となっている。

プロデューサー

一般社団法人石巻・川の上プロジェクト運営委員長・杏林大学総合政策学部准教授 三浦秀之/一般社団法人石巻・川の上プロジェクト運営副委員長・宮城大学事業構想学群准教授 佐々木秀之

ディレクター

株式会社スタジオテラ 石井秀幸+ONO BRAND DESIGN 小野圭介+株式会社wip 平本知樹、山下匡紀+EDO社 上田真路+株式会社prsm 藤代健介、Granny Rideto 桃生和成

デザイナー

勝呂祐介、菊地瑞広、杉山芳里、野田亜木子、星島健一、浦田修伍、吉川大介、菅原大樹、櫻井育子、三浦二三穂、三浦富雄、石巻・川の上プロジェクト運営委員一同、杏林大学三浦研究室、宮城大学佐々木・平岡研究室

左上から三浦秀之/平本知樹/小野圭介/野田亜木子/石井秀幸/杉山芳里

詳細情報

http://kawanokami.com/

利用開始
2018年4月11日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

石巻市小船越(川の上地区)、川の上・百俵館

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

石巻の防災集団移転地での継続的な新旧住民を繋ぐ「居場所」「教育」「暮らし方」のデザイン

背景

本企画では「川の上・百俵館」の設立を第1期プロジェクトと捉え、本企画をその第2期プロジェクトと位置付けている。百俵館は日々沢山の人たちで賑わう図書館カフェ、50名の子供たちが通う寺子屋(塾)など、多様な世代が集まり多彩なイベントが繰り広げられる賑わいのある場となった。その反面百俵館で学ぶ子供たちから、落ち着いて集中できる自習室や屋外の遊び場、ワークショップスペースを望む声などがあがり、百俵館だけでは解決できない問題に直面した。

デザイナーの想い

「耕人館」「たねもみ広場」では百俵館から継続している地域特有の場づくり、地域の職人と新旧住民が設計から建設までのプロセスに関わるオープンな場づくりを大切にしている。 地域特有の場づくりとしては、地域材(杉、玄昌石等)の利用をベースにした設計や施設ごとにネーミングとロゴをデザインし、特別感や帰属感を高め、主体性を促した。 建設のプロセスでは、外壁の焼き杉づくり、黒板ボード・縁側・天井のペンキ塗り、杉材の柿渋塗装、玄昌石石積み、薪をストックする棚の組み立て等、100名を超える協働作業を行い、時間をかけながら、地域の風景や生活の一部になるような場づくりを目指した。

仕様

【建物計画】延床:69.56 m² 建物高:3.2m 構造:元倉庫軸組木構造の活用 縁側製作 外装:焼杉 内装:地場木材、天然・黒板塗装 家具: スタッキングテーブル・チェア:県産材使用(天童木工)照明:間接照明、ライティングレール【広場計画】薪収納型ベンチテーブル: 杉材柿渋塗装+フトンカゴ、雄勝石小積み 広場:コウライシバ【サイン計画】レーザーカッターを用いた木製サイン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

川の上・百俵館
石巻・川の上プロジェクトWEB
石巻・川の上プロジェクト「耕人館」と「たねもみ広場」動画

審査委員の評価

東日本大震災の後、仮設住宅に避難して来た移住者と元々の地域住民との間の共生関係を実現するために、個人宅の蔵が有志によって街のコミュニティセンターに生まれ変わった。その美しく感動的な物語は、遠く海外まで響いている。この物語にとって、美しい建築のデザインと綿密な対話の場が果たした役割は大きい。今でも終わらずに描かれ続けている、新しい地域が生まれるまでの壮大な物語の続きを早く見てみたい。ここから育つコミュニティの発展が楽しみでならない。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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