GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
ぬいぐるみのための専門病院 [ぬいぐるみ病院]
事業主体名
株式会社こころ
分類
一般・公共用システム・サービス
受賞企業
株式会社こころ (大阪府)
受賞番号
18G141141
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ぬいぐるみを治したい、キレイにしたい」というユーザー層の中でも特に、ぬいぐるみを命ある存在とし、家族の一員として一緒に暮らす、思い入れの深い人のためのデザイン。クリーニングや修理ではなく、人間社会でいう入院→治療→退院というとらえ方で、HP/販促物/メール文面等、すべてのデザインをそのストーリーに沿った形で統一して提示し、病院側もその世界観通りに、患者様として心から大切に受け入れている。その点が共感されたことで今まで治したくてもどこにも頼めなかった人の申し込みが殺到し、現在1年以上の入院待ちとなっている。また、「自分の価値観を理解してくれる場所がある」という安心感も提供することができている。

プロデューサー

堀口こみち

ディレクター

治部有紀

デザイナー

CoRoCoRo 武田亮介

シャイなため後ろ姿で申し訳ございません。

詳細情報

http://nuigurumi-hospital.jp/

利用開始
2013年12月25日
価格

14,000 ~ 300,000円

設置場所

大阪府豊中市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ぬいぐるみの、ぬいぐるみによる、ぬいぐるみのための病院

背景

ぬいぐるみ好きの中には、「ぬいぐるみを家族の一員として一緒に暮らしている人」「ぬいぐるみに生命や人格を認識している人」「ぬいぐるみ好きの男性」など、自己の価値観が特殊であるというある種のマイノリティ意識を持ち、その思いを公にできずにいる人たちも存在する。そのような人たちにとってぬいぐるみは親兄弟や唯一の友達、さらには「生きがい」「命綱」「自分の分身」ともいえる存在にまでなっており、当然ながら長年一緒に暮らすことになるため、ぬいぐるみの経年劣化も激しい場合が多い。そしてぬいぐるみが傷んでいくことは、「単なるモノの劣化」ではすまされない、自己の存在を脅かす重大な事態となる。 そういう人ほど「モノ」として扱う既存業者への抵抗は強く、「早く治したい」「でも預けたくない」という二律背反的な悩みを抱えやすい。弊社代表の堀口もまさにそれに近い傾向の心情を常に持っていたことが、創業の大きな理由である。

デザイナーの想い

ぬいぐるみへの思いが強い方にとって、「ぬいぐるみに命がある」ことは当然のことと認識される。そのためHPや販促物における写真・メールの文面等、視覚で表現されるものに関しては、あらゆる局面で「人の存在」を感じさせないことに留意した。また従来の修理業者との差別化を図るために、HPや販促物は極力、リアルな病院を連想させるデザインを意識している。それらを通じて利用者には、「ぬいぐるみ病院というファンタジーの世界で過ごす楽しさ」「『病院』という観念がもつ安心感」を感じてもらえたらと考えている。近く、ぬいぐるみと心の研究所の立ち上げ、そして、「命あるぬいぐるみの世界」を当サービス利用者との間だけでなくさらに広い範囲の人々に解放すべく、代表の堀口は現行サービスにとらわれない「ぬいぐるみの世界」そのものの設立を検討しており、ぬいぐるみの生命感の新しい表現方法を模索している段階である

仕様

ぬいぐるみの治療 (メンテナンス)関連商品の販売

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ぬいぐるみ病院分院
ぬいぐるみ病院公式HP
ぬいぐるみ病院提携ショップ「フモフモランド本店」
株式会社こころHP

審査委員の評価

ぬいぐるみを「家族」として大切にしている人への、ストーリー性やタッチポイントのデザインが素晴らしい。クリーニングや修理という考え方ではなく、病院への入院→治療→退院というプロセスとしてサイト・販促物・メール文面などすべてのデザインが統一されている。利用者は、患者であるぬいぐるみの入院から退院までを写真や手紙といった多様な方法で病院とコミュケーションでき、帰りを待つ間の心のケアがなされている。また、治療はすべて手仕事で、職人技術に貢献しているという点においても高く評価した。

担当審査委員| ドミニク・チェン   Andrew Pang   閑歳 孝子   長田 英知   藤崎 圭一郎   Andrew Pang  

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