GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
保育園 [一宮どろんこ保育園]
事業主体名
社会福祉法人どろんこ会
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
社会福祉法人どろんこ会 (東京都)
ユニップデザイン株式会社 (東京都)
受賞番号
18G121050
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

公立保育所の民営化に伴い、保育所型認定こども園として引き継がれた。「にんげん力を身につけるために必要なあそび・野外体験を実践し、“自分で考え、行動してみる思考”を育む保育」という保育理念を敷地全体に取り込んだ計画である。 広大な敷地に、定員170名の木造園舎は園庭を囲むようにL型に配置し、どの保育室からも縁側や園庭に飛び出てそのまま築山によじ登ることができる。約6mの築山からは一宮町の風景が360度見渡すことができる。雑木林や木登りができる樹木、また田植えや稲刈りが体験できる田んぼやビオトープも実現し、ヤギやニワトリの動物と一緒になって野外体験ができる理想的な保育施設である。

プロデューサー

社会福祉法人どろんこ会 安永愛香

ディレクター

ユニップデザイン株式会社 房前寿明

デザイナー

ユニップデザイン株式会社 房前寿明

利用開始
2017年4月1日

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

子どもたちの「原体験」を大切に考える保育環境をつくる。

背景

住宅密集地である都会での保育の場は園庭を設けることが難しく、近隣の公園に日常の活動の場を借りて保育を行いますが決して理想的な保育環境ではない。今回の敷地は周りが田んぼや住宅地に囲まれた約8千㎡もの恵まれた環境が用意された。この敷地に駐車場やほぼ平屋の園舎、芝生の広大な園庭を確保し、さらに高い山、低い丘、田んぼやビオトーム、ヤギや鶏の庭まで入れても十分に広い自然がいっぱいに広がる草原のような園庭をつくることができた。畑仕事・稲刈り・ヤギの世話などを通して自然の中にたくさん足を運び、自然の中での発見から生死などの「環境認識」を促す。乳幼児期のうちから外遊びを「日常化」させることに重点を置き、子どもたちの「原体験」を大切に考えている。園舎においてもこういった保育環境を重視して、園庭と一体的に活動ができるように室内との中間領域であり、生活の中心の場となる「縁側」を中心にデザインを行った。

デザイナーの想い

恵まれた広大な敷地により自然に近い形でこどもの保育環境を整備した園庭を抱きかかえるように配置した園舎であるが、そのデザインの中軸として「縁側」の在り方にこだわった。通常縁側のイメージは直線的で単調なものを想像するが、ここでは多様なシチュエーションを試みた。園庭と室内の保育室との中間領域であり、かつ生活の中心の場となる半屋外空間の「縁側」は、所々でその幅員に変化をもたせたり、凹凸の形状をしたり、コーナー部で広場になったり、展望デッキと上下でつながったり、路地状になることで、こども達が主体的に遊びや活動を展開する中で様々な工夫や創造ができるようにデザインしている。安心して子育てができる環境づくりを推進する一宮町において重要な拠点となる施設づくりがこれから続きことを期待している。

仕様

敷地面積:7960.71㎡ 建築面積:1343.67㎡ 延床面積:1368.07㎡ 階数:2階建 構造:木造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

社会福祉法人どろんこ会
ユニップデザイン株式会社

審査委員の評価

野外体験を重視する保育所型認定こども園の建築と外部空間のデザイン。園庭には草地の丘や池や水田が設けられ、地域の環境が博物館のように凝縮されている。広い敷地の特性を充分に生かしたランドスケープデザインとしても評価された。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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