GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
宿泊施設 [hanare]
事業主体名
株式会社HAGI STUDIO
分類
商業のための建築・空間・サインシステム
受賞企業
株式会社HAGI STUDIO (東京都)
受賞番号
18G120991
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

hanareは東京・谷中のホテルです。 しかし、単に一つの建物に完結したホテルではなく、まち全体を一つの大きなホテルに見立てることで 地域と一体になったホテルです。 ホテルのレセプションは最小文化複合施設「HAGISO」の2Fにあります。 宿泊室はまちの中。 大浴場はまちの銭湯。 ホテル自慢のレストランはまちの美味しい飲食店。 お土産屋さんは商店街や路地に店を構える雑貨屋さん。 文化体験はまちのお稽古教室やお寺で。 レンタサイクルは自転車屋さんで借りることができます。 あなた次第でまちはホテルになる。 the whole town can be your hotel

プロデューサー

株式会社HAGI STUDIO代表取締役 宮崎晃吉

ディレクター

株式会社HAGI STUDIO代表取締役 宮崎晃吉

デザイナー

建築設計:宮崎晃吉(株式会社HAGI STUDIO一級建築士事務所)、サイン・アメニティ:田中 裕亮(ROWBOAT)

詳細情報

http://hanare.hagiso.jp/

オープン日
2015年11月14日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

東京都台東区谷中3-10-25

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

まち全体を一つの大きなホテルに見立てることで 地域と一体になった宿泊施設

背景

宿泊施設不足が叫ばれる東京で需要に応えるべく均質な宿泊施設が急増する昨今、 量だけを充足していく観光のあり方は、地域に対して弊害を生み始めています。 地域の中に、観光客だけを意識した施設が増えていくことは、住民の目にはまちを自分たちのものから他者に明け渡していくように映ります。そんな中、実際に谷中というまちでの暮らしの体験からこのプロジェクトはうまれました。アパートを借りるお金もなかったHAGISO開業当時、HAGISOの2階に住み、お風呂は銭湯に、夕食はまちの飲食店、朝食は開店前のHAGICAFEで、という暮らしをしているうちに、小さな住居に暮らしを閉じ込めているよりも、まち全体に自分の居場所が点在していることで豊かな体験を享受していることに気がついたのです。そんな暮らしを地域外から訪れる方にも体験してもらい、まちの本当のファンになってもらおうと思い、デザインしました。

デザイナーの想い

建築からアメニティ類、オリジナルマップ、朝食の食材の紹介に至るまで統一感のあるデザインとしています。例えば銭湯に持っていくものを入れる銭湯バッグや、ラウンジに置かれるまちの紹介など、ゲストとまちの方とのコミュニケーションを生み出すきっかけとなるものをデザインしています。 宿泊棟はまちなみの一つとなるために、できるだけ改修前の建物を生かすデザインを心がけました。野地板や型ガラス、下駄箱などはそのまま残しています。戦後間もない建物であることから、安普請で文化財的な価値は見出されていないこれらの要素ですが、東京の日常の暮らしを象徴するものとして大切にデザインに織り込んでいます。

仕様

敷地面積:91.93㎡ 建築面積:52.99㎡  延床面積:187.52㎡ (1階 106.39㎡/ 2階 81.13㎡)  建蔽率:59.98%(許容:60%)  容積率:105.73%(許容:300%)  階数:地上2階 構造:木造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

レセプション:東京都台東区谷中3-10-25 hanare:東京都台東区谷中3-9-3
hanare
HAGISO
まちの教室KLASS

審査委員の評価

まち全体を一つの大きなホテルに見立てることで 地域と一体になった宿泊施設をめざした、という言葉の通り、施設自体の物理的な大きさではなく街との繋がりの度合いによってホテル自体の意識的な大きさは変容し続ける。様々な街の要素と繋がることで多様な体験を提供することができる。街とともに成長していくホテルである。このマチヤドの考え方は全国に広がりつつあるが、間違いなくこのハナレがその好事例として他の試みに大きな影響を与えている。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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