GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 (増築) [縦動線の増築]
事業主体名
個人
分類
戸建て住宅
受賞企業
C lab.タカセモトヒデ建築設計 (三重県)
受賞番号
18G100832
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

定年を迎えた夫婦のための住宅リフォームです。定年後の第二の人生で事業を行おうと考えておられたご夫婦に対し、使っていない2階の部屋を事務所として有効利用する案を提案しました。 1階にLDK等の共有スペース、2階に寝室等のプライベートスペースがある典型的な総2階建ての住宅に、サブ玄関と階段の縦動線を増築しています。縦動線を追加することで住空間と事務所の動線の交差をなくし、職住が分離された状態ですべての部屋が利用できるようになりました。 地方の郊外には似たような状況の住宅があふれています。この提案は年数が経過し2階が利用されていない住宅ストックに対し、有効利用を促す汎用性のある提案だと考えます。

プロデューサー

C lab.タカセモトヒデ建築設計 高瀬元秀

ディレクター

C lab.タカセモトヒデ建築設計 高瀬元秀

デザイナー

C lab.タカセモトヒデ建築設計 高瀬元秀

顔写真

詳細情報

http://www.c-laboratory.com

利用開始
2016年1月
設置場所

三重県伊勢市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

2階の部屋が余っている住宅ストックに対し、縦動線を増築し全体を有効利用しようとする提案です。

背景

三重県伊勢市に事務所をかまえているということもあり、数年前から参宮街道の街並み調査を行っています。その中で、住まい手がいなくなり空き家が増え、徐々に廃れていく街並みを前に、空き家を管理していくことの大変さを痛感させられています。 せめて住まい手がいれば状況も変わるのに・・・と思いを募らせる日々です。 幸いにも現代は地方でも田舎でも収入を得られる時代となりました。インターネットや通販を利用すれば、田舎に住むことのハンディはさほど感じられなくなっています。 縦動線の増築という手法を取り入れれば、既存宅が職住近接での事務所や民泊施設などに利用できるのではと考えをめぐらせ今回の提案となりました。

デザイナーの想い

瓦屋根の既存建物に対し、ガルバリウムの箱型のボリュームを接続しました。全体を馴染ませるのではなく、既存部と増築部を対比により浮かび上がらせ、建物の歴史が分かるようにしています。 縦動線となる内部階段は、仕事に向かう気持ちが向上するように軽やかに仕上げました。 見た目だけのデザインではなく、歴史や思いをデザインの要素として取り入れました。 現在の日本において空き家問題は深刻ですが、部屋単位で考えればさらに多くのストックがあることに気づかされます。今回のリフォームは1つの事例にすぎませんが、これらのストックに対して、再び利用価値を見いだすための提案でもあります。

仕様

敷地面積300.00㎡ 建築面積62.36㎡ 延床面積112.25㎡に9.9㎡の増築 木造2階建て(在来工法)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三重県伊勢市小俣町明野(参宮街道沿い)
http://www.c-laboratory.com

審査委員の評価

独立した縦動線を増築することで、2階の空き部屋という未利用ストックへのアクセスを可能としている。そのような手法の汎用性を評価した。空き家問題の深刻さは都市部も地方も含めて共通である。部屋単位ではさらに多くのストックがある、という建築家の指摘はもっともである。申請手続きの観点から増築部分を10㎡以下に留めているが、増築を契機としたリノベーションデザインそのものを期待する。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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