GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
フルハーネス [じゃばらストレッチフルハーネス]
事業主体名
株式会社基陽
分類
業務用装身具
受賞企業
株式会社基陽 (兵庫県)
受賞番号
18G080669
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

高所作業者を墜落から阻止するために、ランヤード(命綱)を接続する、作業者が体に装着するフルハーネスである。従来のフルハーネスは作業者の体を拘束し、動きに対して突っ張り感があった。その問題点に対して、臀部と大腿部のベルトに伸縮素材を取り入れることで、しゃがむといった動作の際にも体にフィットし、作業の快適性を向上させた。

プロデューサー

株式会社基陽 代表取締役社長 藤田尊子

ディレクター

株式会社基陽 管理部 山崎浩

デザイナー

株式会社基陽 管理部 山崎浩

詳細情報

https://kh-kiyo.com/ip/

発売
2017年9月
価格

27,500円 (価格変更の可能性あり)

販売地域

日本国内向け

設置場所

ホームセンター、作業用品販売店

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

保護すべき道具が、作業性を阻害してはならない。快適に安全・安心を身に付けて、笑顔で帰宅して欲しい。

背景

「フルハーネスは突っ張って動きにくい」という職人さんのお声が、開発のスタートとなった。 従来多く使用されてきた、胴ベルトのみで体を支える胴ベルト型安全帯は、落下時に大きな衝撃が腹部にかかり、内臓破裂といった深刻な被害を残す危険性があった。そこで近年、体全体に衝撃を分散するフルハーネス型安全帯の普及が進められている。しかし、体全体にベルトを装着する構造から、作業者にとって動きにくく、装着を煩わしく思う方も多いという現状がある。 日本の建設業における年間死亡者数はおよそ300人で、そのうち墜落・転落を原因とするものが40%を占める。普段は作業の邪魔に思われがちなフルハーネスに、体への負担を軽減する工夫を施すことで、フルハーネスの装着を推進し、墜落・転落事故での死亡事故をゼロにする一助とする。

デザイナーの想い

フルハーネスは日々進化している。海外から渡ってきた初期の形状と比べて、今のフルハーネスは、より快適に、より緻密に進化している。進化し続けている道具には必ず使用者側の「不満」が存在する。着用率が100%でなければならない「墜落制止用器具」は、残念ながら自分だけは墜落しないという思いから完全普及には至らず、煩わしいものは敬遠されている。結果的に事故は発生し続け、運よく墜落は免れても半身不随になってしまった事例は枚挙に尽きない。北風と太陽と同じで、着用を強要するよりも、快適に着用したくなるものの開発をすることこそが根本の解決に至ると強く思った。作業に従事している多くの職人さん無くして、明日の日本は築かれない。我々メーカーの責務は「全ての作業者が笑顔で家族のもとに帰れること」を実現することである。この賞を通じて一人でも多くの職人さんがこの製品の存在を知り、安全に一日を終えられるようになって欲しい。

仕様

・身長165~185cm用(身長は目安です。体型により適応サイズは変わります) ・製品重量:1174g

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ホームセンター、作業用品販売店

審査委員の評価

今年度から着用が義務づけられたフルハーネスの着心地と作業性を提案した製品。伸縮性の素材を使うことにより、動きやすさは格段に向上し、フィットすることにより、見た目はスリムである。安全と隣り合わせの現場における、社会的な意義が高い上、作業者の負担軽減と安全性の向上、そして作業現場のファッション性の向上にも寄与する製品となっている。

担当審査委員| 田子 學   石川 善樹   内田 まほろ   重野 貴   Sertaç Ersayın  

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