GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
デジタルモーションピクチャーカメラ [CineAlta VENICE (MPC-3610)]
事業主体名
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
分類
業務用放送・音響機器
受賞企業
ソニー株式会社 (東京都)
ソニーイメージングプロダクツ&ソ リューションズ株式会社 (東京都)
受賞番号
18G050367
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

36×24mm CMOSフルフレームセンサーをコンパクトなボディに凝縮したデジタルシネマカメラです。大規模な映画制作におけるチーム撮影での使用を想定し、カメラの両側面に操作パネルを設置。カメラマンとアシスタントの各役割に合わせてボタンを絞り込み、シンプルな操作性を追求しました。細部まで金属を採用したフルメタルボディで過酷な環境でも撮影できる高い堅牢性を実現。ドローンなど幅広い撮影で運用性を高めるサイズ感や、周辺機器と自在に組み合わせられるモジュラー構造など高いフレキシビリティも追求。クリエイターが作品づくりに集中できるようスムーズかつ効率的なオペレーションを実現し、映像表現の可能性を広げます。

プロデューサー

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社

ディレクター

ソニー株式会社 クリエイティブセンター 山田 良憲

デザイナー

ソニー株式会社 クリエイティブセンター 平野 晋作

発売
2018年2月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

クリエイターに映像表現そのものに集中していただくための道具

背景

4Kデジタルコンテンツや動画配信サービスが普及し、映画制作やネット動画制作の現場ではより表現力に富んだ高品質な映像を、効率的に制作することが求められています。こうしたニーズに応え、映像表現のさらなる可能性を広げるために、フルフレームセンサーを搭載したハイエンドのシネマカメラの開発に着手。実際の撮影現場に足を運び、調査やクリエイターへのヒアリングを徹底的に行い、プロトタイピングを重ねることで機能やデザインを突き詰めていきました。大規模な映画制作の現場はチームで撮影を行うプロジェクトスタイルが一般的で、タイトなタイムスケジュールと、ミスの許されない高い緊張感のなかで撮影が進みます。撮影環境も気温の高い屋外や砂埃が舞うようなロケーションなどさまざまです。そうした過酷な現場で安心して撮影でき、クリエイターが映像表現そのものに集中できるシネマカメラを追求しました。

デザイナーの想い

ユーザーに作品づくりに集中してもらえるよう、3つの要素を突き詰めました。1つ目は、的確な操作を直感的に行えるシンプルな操作性。コントロールパネルは、徹底したユーザーヒアリングからキー数を絞り込みレイアウトを決定。メニュー構成もデフォルトの表示項目を少なくし、詳細設定が必要な時のみフルメニューを表示できるようにしています。2つ目は、過酷な環境でも安定して撮影できる堅牢性。細部まで金属を採用したフルメタルボディは、分割線を極力無くしたソリッドな形に4層コーティングとシボの表面処理を施し高品位に仕上げました。3つ目は、様々な環境や表現意図に柔軟に応えるフレキシビリティ。モジュラー構造によりリグや周辺機器と自在に組み合わせられ、ファインダーは90°回転して装着できるので壁際や車内のような狭い場所でも快適に撮影できます。VENICEを通じて新たな表現の創造や映像文化の発展に貢献できればと思います。

仕様

W133mm×H159mm×D172mm/3.9kg(本体のみ)

審査委員の評価

映画製作に於ける現場での徹底的なユーザー調査を元にこのカメラの構成、各要素の配置は決定されている。大規模な映画製作ではチームで撮影される事を前提に、カメラマンとアシスタントがカメラの両側からそれぞれアクセスできるよう操作スイッチやボタン類を役割別に左右に振り分けて配置。多くのケーブルをつなぐ端子類ははぶつからないよう互い違いに、そして外側に向けて配置されている。これだけ多くの複雑な操作系を非常に解り易く整然と配置し、機能を最優先させながらもバランスの美しさ、それらをまとめる造形的な美しさを両立させている点は素晴らしいの一言である。

担当審査委員| 片岡 哲   石川 俊祐   石川 温   櫛 勝彦   林 千晶   De Liu  

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