GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
ボーカロイドキーボード [VKB-100]
事業主体名
ヤマハ株式会社
分類
音響機器・楽器
受賞企業
ヤマハ株式会社 (静岡県)
受賞番号
18G020174
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

リアルタイムに歌詞を歌わせて演奏を楽しむショルダーキーボード。あらかじめ入力しておいた歌詞を、弾いた鍵盤の音階でVOCALOID™を歌わせることができる。パソコンや音楽制作の専門知識は必要なく、鍵盤やボタン操作で自由にメロディーや歌い方を変化させられるため、誰でもボーカロイド曲が楽しめる、まったく新しいVOCALOID™の楽しみ方を提案する楽器である。楽器との一体感が得られるショルダーキーボードは、左手で操作子をコントロールして声色に表情を付けながら、右手でメロディーを奏でることに集中でき、演奏する気持ちよさを味わえる楽器となっている。

プロデューサー

ヤマハ株式会社 楽器事業本部 電子楽器事業推進部 藤原希望

ディレクター

ヤマハ株式会社 デザイン研究所 川田学、勝又良宏

デザイナー

ヤマハ株式会社 デザイン研究所 柏瀬一輝/電子楽器開発部 濱野桂三

詳細情報

https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/vkb-100/

発売
2017年12月1日

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

VOCALOIDを歌わせるためのショルダーキーボードの原型。

背景

VOCALOIDキーボード開発の発端は8年ほど前に遡る。当時は動画サイトを中心にボカロ曲の人気が拡大し、音楽ジャンルとしてのボカロが一般に認知され始めていた。ボカロ曲は専用ソフトウェアとPCがあれば誰でも制作できる入門しやすさの一方、曲を完成させるためには音楽的知識/技術/時間を要し、VOCALOIDを歌わせて楽しむことに挫折する人が少なくなかった。「もっと簡単にVOCALOIDを歌わせて楽しむことができないだろうか?」「カラオケやバンドのように、クリエーター(ボカロP)とリスナーの中間のプレイヤーという楽しみ方はできないだろうか?」という社内有志の想いから、自発的な放課後活動を開始。フィジカルな楽器としてのVOCALOIDの開発がスタートした。プロトタイプは制作の都度イベント等で公開し、広くユーザーの意見を受け取り、改良を重ね、現在のショルダーキーボードに至った。

デザイナーの想い

「VOCALOIDを簡単に歌わせる新しい楽器とは?」という問いに対して試作を繰り返し、イベントなどでたくさんの方々に試作を体験していただきながら、少しずつ改良を重ねてきました。歌を演奏する新しい楽器のインターフェースとして皆が見慣れた鍵盤を採用したことで音程が探しやすくなったこと、楽器の知識や経験よりもその曲を知っていることの方が演奏の上達が早くなること、また、敢えて演奏中の歌詞の自動補正を行わずミスタッチによって歌詞を噛んでしまうというゲーム性が練習のサイクルを生むということは、大きな気付きでした。 どんなシーンでもVOCALOIDを歌わせることができる軽量でコンパクトなショルダーキーボードが、DTMにとどまらず、楽器としてのVOCALOIDの可能性をさらに広げてくれることを期待しています。

仕様

■寸法 (W×D×H):821 mm x 121 mm x 65 mm ■重量:1.5kg■VOCALOID音源 演奏可能歌声ライブラリ:最大5ライブラリ(VY1/MIKU/GUMI/IA -ARIA ON THE PLANETES-/YUZUKI YUKARI) ■PCM音源 楽器音色数:13 ■歌詞保存数:最大20 ■鍵盤:37HQ(High Quality) MINI鍵盤

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ヤマハ銀座店B1F 東京都中央区銀座7-9-14
VOCALOID Keyboardウェブポータル

審査委員の評価

「歌声をより簡単に演奏する」というコンセプトのもと、これまでにない新しい音楽体験を生みだす意欲的な製品である。パソコン上での操作ではなく「演奏」というフィジカルな体験にVOCALOIDの楽しみ方を展開しており、楽器や演奏の世界にも新しい概念を持ち込んでいる。

担当審査委員| 鈴木 啓太   川上 典李子   根津 孝太   吉泉 聡   Patrakit Komolkiti  

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