GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2017

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
水性ペン [プラマン]
事業主体名
ぺんてる株式会社
分類
文房具
受賞企業
ぺんてる株式会社 (東京都)
受賞番号
17L000011
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

万年筆の書き味を、樹脂のペン先で実現させた水性ペン。ペン先が筆圧に応じてたわむので、筆跡に強弱がつけられ微妙なニュアンスの表現ができる。また、樹脂のペン先が筆記時の振動を吸収するので、サラサラとした心地良い書き味が得られる。通常の万年筆は、書かずに長い間放置しておくとインキの出が悪くなることがあるが、プラマンは樹脂製ペン先だから可能となる独自のインキ供給方法により、使用開始から終わりまで安定した筆記ができる。金属クリップから顔を出す色表示のパーツは機能的で、かつ、シンプルなデザインでありながら洗練された美しい印象を与える。

プロデューサー

ぺんてる株式会社

デザイナー

ぺんてる株式会社

詳細情報

http://www.pentel.co.jp

発売
1979年1月
価格

200円 (税別/発売当時の販売価格 200円)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

人間の「表現したい」という変わらぬ欲求を、ユニークな書き味で満たすことができる点。

背景

通常の万年筆は、書かずに長い間放置しておくとインキの出が悪くなるなど、使い勝手が悪い点がある。それらを解消し、万年筆の情緒的な書き味を樹脂のペン先で実現させ、手頃な価格で提供しようというのが開発の発端であった。また、当時、樹脂製ペン先の水性ペンはあったが、ペン先が細い棒状になっており、細くは書けるがその書き味は硬く、一定の線幅しか得られなかった。しかし、樹脂にはあらゆる形状に対応する柔軟性があり、繊細さを必要とするペン先にとって素材としての魅力があった。これを突き詰め、樹脂製ペン先で、様々な書き味の具現化の可能性を広げたいという意図があった。

デザイナーの想い

弊社には、プラマンを超えるユニークな書き味の商品はそれ程多くない。そんな中、プラマンは発売当初からのファンも少なくないが、それに加え、口コミをきっかけとする新規ファンの広がりなど、商品のポテンシャルが見直されている。こうした背景には、イラストをサラッと描くツールとして最適、温かみある手書き文字の再認識など、ユーザー発信で用途が広がっている点がある。プラマンは、商品を通じてユーザーとの双方向のコミュニケーションを可能にする、重要な商品となっている。

仕様

万年筆の書き味を、樹脂のペン先で実現させた水性ペン。ペン先が筆圧に応じてたわむので、筆跡に強弱がつけられ微妙なニュアンスの表現ができる。また、通常の万年筆は、書かずに長い間放置しておくとインキの出が悪くなることがあるが、プラマンは使用開始から終わりまで安定した筆記ができる。インキ色は黒、赤、青3種類の使い切りタイプ。仕様は発売当初と変わっていない。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

一般文具店

審査委員の評価

万年筆で書くという独特の境地を樹脂製のペン先で実現した商品。万年筆の筆致を一挙にカジュアルな世界に持ち込んだ。デザインもシンプルで、38年前の価格で現在も発売中。プラマンの書き味にとりこになったファンが多い。時と場所を選ばない書き味とデザインはロングライフデザインと呼ぶにふさわしい。無くなっては困る商品の一つである。

担当審査委員| 柴田 文江   齋藤 峰明   永井 一史   福光 松太郎  

ページトップへ