GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
地域イベント [函館西部地区バル街]
事業主体名
函館西部地区バル街実行委員会
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
函館西部地区バル街実行委員会 (北海道)
受賞番号
17G161368
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

函館西部地区バル街は、函館市の旧市街地(西部地区)で春・秋の年2回、一日限りで開催している飲み食べ歩きのイベントです。参加者は事前にバル街チケット(5枚綴り)を購入し、チケット付属のマップに記された約70店の参加店を自由に巡り、ドリンクと「ピンチョー」と呼ばれる軽いおつまみ料理を立ち飲みや相席で楽しみます。古い街並みも残される旧市街地に、一夜限りの楽しみを求めて4,000人を超える人々が集います。函館市民の間で定着し今年で14年目、28回の開催を数えます。 今日、全国各地で開催されるバル街イベントは、函館がその発祥の地といえます。

プロデューサー

函館西部地区バル街実行委員会 代表 深谷宏治

ディレクター

函館西部地区バル街実行委員会 加納諄治、田村昌弘

デザイナー

函館西部地区バル街実行委員会 代表 深谷宏治

函館西部地区バル街実行委員会 代表 深谷宏治

詳細情報

http://www.bar-gai.com

初回開催
2004年2月16日
価格

3,500 ~ 4,000円 (5枚綴り、前売券3,500円、当日券4,000円)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

皆で、食を楽しみ、街を感じる、シンプルな仕掛け

背景

発案者の深谷宏治は、1975年渡欧しスペイン・バスク地方のサンセバスチャンで料理人ルイス・イリサール氏に師事した。のちに「新バスク料理の父」と称されるイリサール氏は深谷に「社会に対する料理人の役割」などを説いた。帰郷した深谷は函館市でレストランを営む傍ら、地元料理人の連携組織を立ち上げるなど、料理人による地域貢献を模索した。 こうしたなかで深谷は、スペインバスク地方のバル(立ち飲み居酒屋)文化が盛んな地域と、函館の旧市街地(西部地区)との類似点などに着目し、生まれ故郷に一夜限りでもかつてのような賑わいが戻り市民が楽しめるものを作りたいとイベントを考案。 料理人仲間やこの地区の町並み景観を愛する友人たちと共に運営組織をつくり、各飲食店に参加を呼びかけてバル街を実施した。 これに参加した市民らの絶賛をもって半年後に再び開催。以後継続して実施し今日に至る。

デザイナーの想い

街を舞台にした「バル街」を継続するなかで、参加者・参加店そして運営に携わる実行委員会の私たちが、共にこの日を楽しみ、皆でこのイベントを育んできました。この日はバル街マップが参加の目印となり、知らないもの同士でも仲良く会話を楽しむことができる機会にもなっています。年にわずか2回、一日限りの開催ですが、近年は観光振興の観点から機会の増大を望む声も聞かれます。しかし、この規模や頻度で開催することこそが、市民が楽しむためのバル街の適正なカタチであると我々は考えています。当日お越しいただく皆さんの笑顔に出会えることこそが、運営の支えでもあり、わが街の良さを多くの市民とともに再認識するきっかけをつくれたことが、なによりの成果だと思います。

仕様

会期:毎年、春・秋の年2回  会場:函館市西部地区一円の約70店

どこで購入できるか、
どこで見られるか

バルレストラン ラ・コンチャ(北海道函館市)
函館西部地区バル街公式ウェブ チケットネット予約販売

審査委員の評価

この「バル街」ほど、全国に広まった食による地域興しイベントはないのではないだろうか。ルーツとなる函館では、すでに今年で14年目、28回の開催。函館ではそれがすべて、行政による補助金や助成金を受けずに行われているイベントだというのだから恐れ入る。リーダー的存在の深谷氏は、函館にあるスペイン料理店の店主で、バル街だけでなく世界料理学会の開催など、函館の活性化に人生を捧げていると言っても過言ではない。しかも全国各地からの視察に対応し、他地域での開催に関しては無償でノウハウを提供している。その活動に敬意を表して、ベスト100受賞となった。

担当審査委員| 上田 壮一   伊藤 香織   岩佐 十良   並河 進   山崎 亮  

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