GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
中学・高等学校 [栄光学園創立70周年事業 新校舎]
事業主体名
栄光学園
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
栄光学園 (神奈川県)
株式会社日本設計・大成建設株式会社 設計共同企業体 (東京都)
受賞番号
17G121078
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

鎌倉の緑豊かな丘の上に立つ栄光学園は国内有数の進学校でありながら、運動場にも恵まれスポーツも盛んな校風をもつ。築後50年を経た鉄筋コンクリート造3階建て旧校舎を建て替え、コンクリートと木造のハイブリッド構造2階建てとした新校舎は、建物各部が大地に近く校庭に面して広く開放され、屋内外の活動が密に絡み合う場となる。流通材サイズの木材を活用する先進的な構造手法とコンクリートを組み合わせ、内外の仕上げにも木材を利用して、開放感のある明るい空間と暖かい手触り感をつくり出し、豊かな環境に溶け込む建築を目指した。

プロデューサー

栄光学園 学校長 望月伸一郎/監修者 隈研吾

ディレクター

日本設計 崎山茂

デザイナー

日本設計・大成建設一級建築士事務所設計共同企業体 岩村雅人、赤瀬川仁、村井一、吉田秀樹、吉岡紘介、輿石秀人、矢崎裕信、村岡拓見、中川崇、間室健一、島村高平、坂口裕美

利用開始
2017年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

2階建て校舎にコンクリートと木造のハイブリッド構造を採用し、木造本来の繊細な美しさを引き出した。

背景

戦後の復興で急造された木造学校が高度成長期に次々とRC造に建て替えられたが、それら多くの学校が今寿命を迎えていることが6年前の震災で明らかになった。そうしたなか、栄光学園はローマカトリック教会イエズス会により戦後間もなく中高一貫校として開校したのち、1964年東京オリンピックの年にRC造で建設された旧校舎を創立70年事業として建て替えることを決定した。 10haを超える丘の上の敷地には段階的に増築された聖堂や体育館がある。築後50年を経た本校舎の建替えを中心とした新校舎には、普通教室を現状より拡張することを含めた機能面の充実とともに、既存棟を含めた全体を有機的に結び付ける、次の50年をリードする「みらいの学校」に相応しい計画が求められた。RC造3階建てから先進的な木造技術を応用したサステナブル建築として生まれ変わり、これからの時代に必要な環境に対する感性を磨く場となることを期待される。

デザイナーの想い

北側の校門に近い聖堂、図書室寄りにエントランスを設け、そこから南側の普通教室、グラウンドまでを結ぶ2層の動線空間を半外部の「聖堂軸」として計画の中心に据えた。その両端には生徒や教員が使う共用空間を設け、北端はラーニングスペースとして自習や集会など様々な活動に利用されるスペース、南端はスキップフロアで高くした展望室としてグラウンドを一望するスペースとした。その他には室内に遊びの空間を設けていない。 むしろ、広大な外部空間を活かすためにも「屋内外の空間を如何に一体化できるか」をテーマとした。これが3階建てを2階建てにする発想の基になっている。生徒同士、生徒と教師のふれあいの場を室内に求めるのではなく、屋外空間をそうした場として積極的に利用する考え方である。1階はそのまま外と繋がり、2階の床は限りなく地面に近く、2階にいる生徒と校庭で遊ぶ生徒が視線を交わし、声を掛けあう姿が見られるだろう。

仕様

敷地面積:10,5,990㎡ 建築面積:5,737㎡ 延床面積:9,319㎡ 階数:地上2階 地域地区:市街化区域 保全対象緑地 法第22条地区 構造:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造(1階)、木造・一部鉄筋コンクリート造(2階)

審査委員の評価

校庭から眺めるその空の広さに惹かれた。 3階建てを改修により2階建てにしている。 2階部分が木造で軽く、左右にどこまでも伸びる。 グラウンドと周囲の緑、広い空、リズムのあるファサード、それらが自然のなかで融合し溶け込んでいる様に、まんまと感心させられた次第。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   星野 裕司   安田 幸一  

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