GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
公共施設 [OM TERRACE]
事業主体名
さいたま市
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
さいたま市 (埼玉県)
アール・エフ・エー (東京都)
受賞番号
17G121054
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大宮駅前の小さな公共施設である。屋上が開放されており、上からはJR大宮駅東口の風景が大きく広がる。主な機能は公共トイレと「コミュニティサイクル・ポート」と呼ばれるレンタサイクルのステーションからなる。設計に際しては公開型の意見交換会を6回開催し、地元のまちづくり団体や商店街の関係者らが集まり意見交換を行った。議論は駅前の公有地のあり方から始まり、まちのかおとしての施設のあり方、駅からの見え方や人の動きやすさなど、次第に詳細な検討が行われ、屋上に広場を持つ現在のかたちに落ち着いた。屋上は駅前の公共空間にふさわしい積極的な利活用がなされる予定である。

プロデューサー

さいたま市

ディレクター

藤村龍至

デザイナー

RFA 藤村龍至、武智大祐、小笠原一穂、福田宇啓+小西泰孝建築構造設計 小西泰孝+ツキライティングオフィス 吉楽広敦+neucitora 刈谷悠三、角田奈央

写真 新津保建秀

利用開始
2017年4月23日
設置場所

埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目74-1

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

新しいまちづくりのあり方を建築によって示すこと

背景

2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」の開催を控え、大宮駅周辺の「おもてなし機能」を強化しようという気運が盛り上がり、さいたま市によって駐輪場として暫定利用されていた東口の再開発用地を、より積極的に利活用することとが企画された。「おもてなし機能」について地元と対話しながらその内容をかたちにするために、2014年から大宮のまちづくりに携わってきた私たちへ協力依頼があった。

デザイナーの想い

開かれた屋上は「TERRACE」と呼ばれ、様々な使われ方を想起させる空間となった。 2方向の階段を通じて大宮駅から商店街方向へ通り抜けることができ、屋上には自由に動かせる家具も設置し、様々な人が思い思いに時間を過ごすストリートの一角のような場所となることを目指した。これから大宮駅前周辺のまちづくりの将来像が議論される予定だが、「人のための広場」というパブリックスペースの基本を取り戻したい。

仕様

敷地面積:240.61㎡(72.78坪) 建築面積:173.00㎡(52.33坪) 延床面積:179.25㎡(54.22坪) 広場部分面積:134.32(40.63坪) 規模:地上1階 構造:鉄骨造 基礎:杭基礎 最高高さ:7,441mm 最高軒高:3,434mm 階高:3,569mm

どこで購入できるか、
どこで見られるか

埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目74-1

審査委員の評価

大宮駅東口駅前における、公衆トイレと駐輪場の再編計画。通常なら暗く負のイメージがつきがちなパブリック・トイレだが、ここでは昼間はトップライトやライトウォールから光が入る明るい内部空間とし、夜は逆に周囲に向かって光を放ち、爽やかで明るい雰囲気を生み出している。発光するLEDのサインや、間接照明を仕込んだ半透明のガラス手摺など、商業デザインに使用されるボキャブラリーをも積極的に使用。2階の屋上テラスからはこれから開発される東口の駅前空間をを眺あめられる場所でもある。いわば、舞台であり観客席でもあり、仮設と本設、商業的なデザインと公共的なデザインなど、一見すると相反するふたつ以上のものをデザインによって統合したハイブリッドで現代的なデザインだ。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   星野 裕司   安田 幸一  

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