GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
通路上屋 [三角港キャノピー]
事業主体名
熊本県 県央広域本部 宇城地域振興局
分類
土木構造物
受賞企業
株式会社ネイ&パートナーズジャパン (東京都)
受賞番号
17G121048
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

支柱頂部をピンにして、円弧の平面線形を利用して全体で構造をバランスさせるリングガーダ−の構造のキャノピー。 公園内に位置する海のピラミッドの幾何学的な強い造形、有機的な天草のしまなみの曲線の風景とのバランスからシンプルでフラットな屋根とした。 支柱の配置は支柱が地面と一体になり屋根が浮くデザインとし、支柱頂部には照明を設置し、素材は鋳鋼を採用することで港の風景を演出した。屋根は、厚さ12mmと9mmの鋼板からなるサンドイッチパネル。内部スチフナは短手方向のみの配置で、飛行機の羽のような構造。パネルが主桁であり屋根材。構造部材がそのまま仕上げとなり、シンプルな屋根形状はそのまま構造が表現となる。

プロデューサー

株式会社水野建設コンサルタント

ディレクター

熊本大学 工学部社会環境工学科 景観デザイン研究室 星野裕司+株式会社ネイ&パートナーズジャパン 渡邉竜一+Ney Ney & Partners BXL s.a. ローラン・ネイ

デザイナー

株式会社ネイ&パートナーズジャパン 渡邉竜一+Ney Ney & Partners BXL s.a. ローラン・ネイ、エリック・ボダウェ/設計協力:オーク構造設計 新谷眞人

詳細情報

http://ney.co.jp/misumi-canopy.html

利用開始
2016年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

熊本県宇城市三角町三角浦

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

全体で力をバランスさせることで成立する構造

背景

三角港港湾海辺空間創造工事により、地域の方々が活用でき、駅から天草方面へのフェリーへの乗り換え待ちの観光客が滞在できる公園、駅前空間へ整備を行う中で、三角駅からフェリー乗り場までを誘導するための通路上屋(キャノピー)が計画され、設計・デザインを行った。与条件としては、三角駅からの海への眺望を遮らない高さに屋根を設定すること、将来のバス停留所の屋根を兼用する可能性を考慮することから、屋根高さ4.5mとする必要があった。柱配置は、通路の屋根であると同時に、イベント時の物産品販売のスペースとして利用することが想定されるという機能上の理由と、構造的には内側に偏心させることが有利に働くという両側面を一致させたことによる。ディテールが少なく、極端にシンプルなこのキャノピーが実現したのは、環境整備に意欲的な発注者、造船技術による高いレベルの施工者と、設計者との意思疎通がスムーズであったことが大きい。

デザイナーの想い

構造と意匠が不可分の部材構成によって、経済合理性も兼ね備えることで、シンプルかつ高品質な公共空間のデザインを実現するチャレンジであった。ディテールがシンプルであることで、メンテナンスも容易なことも特徴である。観光地の港の風景をささやかに演出することが出来ればと考えている。

仕様

鉄骨造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

〒869-3207 熊本県宇城市三角町三角浦
Ney & Partners
Ney & Partners Japan
一般社団法人日本鉄鋼連盟 スチールデザイン No.29

審査委員の評価

熊本の港の公演事業の一環であり、駅からフェリー乗り場までの通路上屋である。公園内に位置していたピラミッド状の既存展望台へ向かって、大きな円弧を描きながら細い柱によって点で支えられ、まるで薄い板状の屋根が浮かんでいるような景観が素晴らしい。円弧の平面線形を利用して全体で構造をバランスさせるリングガーダー構造であり、造船技術による施工など高度なエンジニアリングによって実現され、ミニマル表現をめざした秀逸の公共空間である。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   浅子 佳英   遠山 正道   安田 幸一  

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