GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域環境配慮型戸建開発 [ジョイナス新宮 和(なごみ)]
事業主体名
九州八重洲株式会社
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
九州八重洲株式会社 (福岡県)
受賞番号
17G111036
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

計画地は、福岡県糟屋郡新宮町に存する国の重要文化財である横大路家住宅(古民家)に近接する戸建プロジェクトです。周辺環境は今もなお古民家が多く存在し、その趣ある風景は新宮町の歴史的町並みを残していると言えます。一方で、周辺の極めて在り来たりな戸建ミニ開発の住宅群によって、その景観が保たれていない実情もあり、当該プロジェクトによって歴史的景観を守る建築と景観ルールを事業主自らで作り、現代に蘇る(新)民家と周辺の同等プロジェクト(自社、他社問わず)の指標となる戸建住宅群を完成させ、旧来の街並みや周辺環境に融和する環境を整えた新しい古民家街づくりのプロジェクトを目指したものです。

プロデューサー

中島久雄

ディレクター

田代宣裕+株式会社HIRAMEKI 重松剛

デザイナー

田代宣裕、末次健一、森口裕也、馬場沙也加、尾﨑千華、古賀優志+木下緑化建設株式会社 石橋正範

詳細情報

http://www.y98.jp

発売
2016年1月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

福岡県糟屋郡新宮町

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

中庭を配置しすることで、外部からはシンプルな建物と構造、風景となる(新)民家がコンセプト。

背景

歴史的風景や古民家があった当該地の土地所有者から相談を受けました。広大な土地には一つの古民家と離れの茶室があり、この土地を街の風景や環境を保ちながら次世代に引き継ぎたい意向でプロジェクトが始まり、調査を進めていく段階で、古民家は蟻被害が大きく処分を余儀なくされましたが、茶室は小ぶりながらも十分現代の住まいとして利用できるようにリノベーションを行いました。この広大な敷地に、7つの建物と1つのリノベーションを作りましたが、建物意匠は落ち着いた大屋根と中庭を取り囲むルーバーというモダンかつ現代の(新)民家として、既存の古民家の色やフォルムのデザイン素材を抽出して街づくりを完成させました。

デザイナーの想い

大変美しく、街の資産である重要文化財と古民家が融合する素晴らしい街ですが、現実問題として古民家の所有者が高齢化し建物自体も老朽化しています。相続時には、貴重な建物を失うだけでなく、街の記憶や価値までも失っていくことが非常に問題で、これらの課題を解決するのが地元事業者の我々の責務だと自負しています。この地域では人口増加傾向であるため、安易な戸建開発行為によって歴史ある街並みが大きく変化、崩れていく様をとても見過ごすことは出来ません。今回の我々の戸建開発は、新しい現代の民家のルールを定義し、それらを顕在化することで、安易な戸建開発に少し歯止めをかけ、福岡県糟屋郡新宮町の古民家群が単体「点」の価値ではなく「群」として捉えられ、景観維持向上さらには、新しい価値観の創造に繋がれば良いと考えています。

仕様

木造在来工法、2階建、全9区画(内1棟は既存古民家リノベーション販売)、駐車場各2台、敷地210m2~250m2、延床91m2~113m2、建ぺい/容積:60%/200%、第1種住居地域、外構植栽基準、照明基準、建物外観など街並みガイドラインを整備、計画地周辺は国指定重要文化財の古民家建築があり、その他古民家多数有

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福岡県糟屋郡新宮町
九州八重洲オフィシャルサイト
やえすの家

審査委員の評価

民家のデザインからデザインコードを作り、モダンな生活にもフィットするような住空間を作り上げている切り口が地域と住居をつなぐ価値となっている。街並みの中に素材や風景など、もともとの歴史を継承するデザインを取り入れることで、自然な継承が行なわれている。ランドスケープと一体となった中庭や縁側などが建物に居場所を作っている風景もあわせて評価された。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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