GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [プレミスト白金台]
事業主体名
⼤和ハウス⼯業株式会社
分類
集合住宅
受賞企業
大和ハウス工業株式会社 (大阪府)
受賞番号
17G111022
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

港区白金台の地に1670年(寛文10年)に創建された重要文化財の本殿を持つ「瑞聖寺」。この敷地の一角に建つ、総戸数33戸・地上12階建ての借地権の集合住宅。都心では貴重な緑が多いこの地にはエノキの大木が約80年の時を刻み佇んでいました。同じく80年の時を経て白金台に歴史を刻む「旧朝香宮邸」。シンプルで均整のとれた外観が樹木と絡み、木や石の自然物が全体に生かされた普遍的なこの住宅は、当時の最先端の材料や表現が高度な職人業により豊かな質感を生み出し、新たな生活様式を受け留めています。当時の高度な職人業が刻まれた、この地のシンボルともいえる建築の歴史に呼応し、範を得て、永く愛される住宅を造りました。

プロデューサー

大和ハウス工業株式会社 東京本店マンション事業部 事業部長 松岡康成

ディレクター

⼤和ハウス⼯業株式会社 東京本店マンション事業部企画建設部 主任 長井行徳

デザイナー

デザイン・ファーム合同会社一級建築士事務所 代表 向井裕、宮澤俊一+株式会社スタイレックス 江馬優子、岩田龍治

デザイン・ファーム 代表 向井 裕

詳細情報

http://www.daiwahouse.co.jp/mansion/kanto/tokyo/sirokanedai33/index.html?cam=63&med=124

発売
2016年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区白金台3丁目2番5

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

古の「進取の気性」の手業に倣い、現代の手業で未来へ繋げる

背景

土地の歴史を紐解いて行くと、ここに佇んでいたエノキの大木の樹齢と、白金台で愛され続けてきた旧朝香宮邸の歴史が重なり、白金台の原風景や歴史を今の技術の力で残したいという思いに駆られました。近代的な技術とデザインで都会的なファサードが立ち並ぶ街並み。しかし、この地の歴史や思い出を継承した建物は無く、原風景や歴史は薄れていきます。この地の歴史を今に伝える旧朝香宮邸の「進取の気性」を高度な手業で実現する仕組みに倣い、ものづくりの心意気・手仕事の大切さ・古の技を現在の技で形にし、未来へと繋げます。

デザイナーの想い

今回、自然物に丁寧な職人業を施すことで、多様な生活を受け留める創造的な器となる住宅を目指しました。床と壁には国産の切り出した火山岩をバランスよく手仕事で丁寧に加工し組み建てました。白河石や芦野石を焼き、温度の変化で色の変化を生み出しています。また、厚みのある生ガラスを職人業によるブラストとカットでガラス特有の多様な表情を引出しました。既存樹のエノキを、移植ではなく新たにアートとして生かす方法を試みました。アートはベンチとしての機能も有し、旧朝香宮邸のシンボル「香水塔」をモチーフに手彫りで設えました。時期を逸せず計画的に伐採・製材し工事中の一年近くをゆっくり乾燥させ工事竣工に合わせて彫刻を施しています。伝統的な技術による版築壁や世界特許の金属左官などの技術は新旧の技術が融合しています。単純な模倣や保存ではない方法で先人の豊かな意識や記憶の価値を新たに引き継ぐ集合住宅の在り方を試みました。

仕様

RC造 地下1階地上12階建て 総戸数33戸

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都港区白金台3丁目2番5
PREMIST ダイワハウスの分譲マンション

審査委員の評価

集合住宅の共有部に伝統的な工法や職人のわざを取り入れ、日常的に触れられる空間における日本を継承するデザインが評価された。今後、次世代の職人を育てる中でも伝統的な素材や工法を積極的に使用していく試みは楽しみでもある。また、管理区域に共有される緑をファサードに生かすことが、さらに街のイメージを高めていくのではないか。今後の展開を期待している。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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