GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [Court Modelia akasaka 895]
事業主体名
幸建設株式会社
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社コムラエージェンシー (東京都)
幸建設株式会社 (東京都)
受賞番号
17G111003
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

地下深く8.5mまで残されていた既存躯体(スタジオとして使われていた)を山止めとして使用し、通常では使われない地下2階まで居住空間として活用した集合住宅である。また坂の街赤坂の傾斜を利用し、地盤面が傾斜した道路の上部にあったため道路面に5層分面しており、10m以下の高さ(建築基準法上)以内で地下2階地上4階の集合住宅として居住空間を再構築した。道路に面した地下1階の住居は2.5層のスキップフロアで3mの深さのドライエリアと階段を中心とした吹き抜けで奥深くまで外光を差し込ませた。地上階はコンパクトながら広さを感じられるような平面計画とし、4階はペントハウスを設け都市の自然を享受できるようにした。

プロデューサー

株式会社コムラエージェンシー 代表取締役 小村峰之

ディレクター

株式会社コムラエージェンシー 代表取締役 小村峰之

デザイナー

有限会社谷内田章夫ワークショップ 谷内田章夫

谷内田章夫

詳細情報

http://covo.jp/modelia/akasaka895/

利用開始
2017年2月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区赤坂8-9-5

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

既存の地下躯体と約3.1mある高低差も利用し、高さ10m以下で地下2階地上4階の集合住宅を計画した。

背景

戦後建てられた鉄筋コンクリートが老朽化するなかで、都心部では多くが建替えられるようになってきている。その中で地下のある建物は店舗などではそのままのボリュームとして使えるが、集合住宅としての利用を考えた場合、通常倉庫などで使われるか、埋め戻すかである。もう少し建築としてポジティブな利用がないだろうか。今回は地下2階の躯体がボリュームとして敷地に埋め込まれていたが、要望は、集合住宅としての建て替えであった。地下の容積緩和も適用されるため、計画技術、施工技術によって居住空間に再生できれば、今後の可能性が増えると考えた。 また、都心部の住宅地では、単身者向けのコンパクトなワンルームが多くつくられているが、非常に画一的である。そのような状況で居住者の選択肢を一般的な形式の中でも広げる必要があると考えた。

デザイナーの想い

傾斜のある南と東に道路で囲まれた高台に建つ、地下を含め6層の集合住宅だが、今回地下に2.5層と1.5層を最上階にペントハウスを取り入れた。立体的な居住空間を作り続けているが、形態規制と経済性から、上部と下部以外の中間の部分においては、立体的な空間の操作は極めて難しい。集合住宅のプランニングで高さに変化のあるものは部分的にでも極めて少ない。なかには非常にうまくつくりあげられている例もあるが、手間がかかるのであろうか、建設業者が敬遠するのだろうか、継続してつくり続けている設計者はほとんどいない。しかし、近年、都心部の仕事が主体となってきた。限られた条件の中でその土地のポテンシャルを引き出すには有効な方法であると思っている。

仕様

地下2階地上4階建、延床面積:1841.68㎡、専有面積:1410.08㎡、総戸数43戸からなる単身~DINKSに向けた賃貸集合住宅。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都港区赤坂8-9-5
Court Modelia akasaka 895
株式会社コムラエージェンシー

審査委員の評価

既存の地下の躯体を山止めとして利用している点は、経費の節減というだけでなく、無駄な廃棄物を出さないという点でも評価できる。また、地下2階地上4階という構成は、敷地に傾斜があるとは言え、集合住宅としては異例だが、地下を含む住戸は、3mのドライエリアをとり、立体的に住空間を組み立て、巧みに居住性を確保している。10mの高さ制限もあり、地価の高い住居系のエリアの中で、一つの可能性を示す事例と言えよう。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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