GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
長屋+戸建住宅 [西賀茂の家]
事業主体名
有限会社レジデンス太田
分類
集合住宅
受賞企業
有限会社レジデンス太田 (京都府)
株式会社フラットエージェンシー (京都府)
中田哲建築設計事務所 (京都府)
受賞番号
17G100969
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

京都市北西部にある西賀茂地域。豊かな環境の中、近年、田畑を小割りした狭小建売住宅が増え、地域の様子が急激に変化しています。 老朽化したアパートの建替えに際し、地域に合ったライフスタイルを提案する賃貸住宅を計画。一戸は将来的にはオーナー住宅になる可能性があることを考慮して「長屋+戸建て」のスタイルになりました。自然豊かな環境に合う、ナチュラル志向な家族をターゲットとして想定し、2つのコンセプトを掲げて設計。便利さや金額など 画一的な条件で住まいを選ぶのではなく、この西賀茂の家は、ビジョンに共感する人が集い暮らし、共有庭を通じてコミュニケーションや思いやりがうまれることを期待しています。

デザイナー

中田哲建築設計事務所 中田哲+好日舎 中田貴子

利用開始
2017年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都市

受賞対象の詳細

背景

京都市北西部にある西賀茂地域。市街地から程よく距離があり、田畑が多く残る長閑な地域。近くには上賀茂神社や鴨川遊歩道があり、京都の夏の風物詩、五山の送り火のひとつ「船形」が間近に見えます。京都らしい豊かな環境の中、近年では田畑を小割りした狭小建売住宅が増え、地域の様子が急激に変化しています。 【計画のはじまり】老朽化したワンルームアパートの建替えに際し、この地域に合ったライフスタイルを提案する賃貸住宅を計画。相続により敷地を分割することや、一戸は将来的にはオーナー住宅になる可能性があること、さらには建替え前のアパート以上の採算性を考慮して、「長屋+戸建て」のスタイルになりました。西賀茂の自然豊かな環境に合う、ナチュラル志向な家族をターゲットとして想定し、2つのコンセプトを掲げて設計しました。

経緯とその成果

1つの敷地に「長屋」と「戸建て」を混在させ、出来た隙間の庭を互いに共有する暮らし。

デザイナーの想い

【木に触れる家】 内装には自然素材を使用。壁は全て漆喰、床には足触りの良い無垢材のフローリング。家の中心には、京都市産材である北山杉の丸太を配置。経年変化で味わいの出る素材を使うことで、賃貸住宅でも手間をかけ愛着を持ってもらえるよう計画しました。 【共有する庭】庭を広くとるために総二階の建物で計画。それぞれの敷地に小さな庭をもつのではなく、住まわれる家族が互いの庭を借景とすることで実際の専有面積以上の広がりを感じられる設計としました。各住戸からの視線は交わらないように配慮しています。 前庭には常緑、中庭・奥庭には冬の陽当たりを考えて落葉樹や果樹のなる木も植えました。敷地境界に塀を立てないことで、近隣の方の目も楽しませてくれます。便利さや金額など 画一的な条件で住まいを選ぶのではなく、ビジョンに共感する人が集い暮らし共有庭を通じてコミュニケーションや思いやりがうまれることを期待しています。

仕様

敷地面積:179㎡(許容建ぺい率50%、許容容積率80%) AB棟(長屋):建築面積73㎡(建ぺい率41%)延べ床面積142㎡(容積率79%) C棟(戸建て住宅):建築面積44㎡(建ぺい率32%)延べ床面積87㎡(容積率63%)

審査委員の評価

地域に根差した工務店として提供されるデザインがまとまっていて良い。閑静な住宅地に合う、落ち着いたデザインとなっている。配置を工夫し、前庭〜中庭〜奥庭で建物を囲むことで四季の移ろいを感じられる豊かな住まいが実現されている。住戸同士で互いに視線が合わないような工夫も感じられる。賃貸住宅として庭を楽しめるようなあり方を実現させた点も評価したい。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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