GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
永代供養墓 [&(安堵)]
事業主体名
證大寺
分類
公共施設用機器・設備/公共用家具
受賞企業
手紙寺 證大寺 (東京都)
受賞番号
17G030204
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「&(安堵)」は「お墓は戸籍を同じくする一族で守る」という従来の有り方を刷新しました。/「&(安堵)」はふたりで入る専用のお墓です。/「&(安堵)」に入るふたりの関係は問いません。(夫婦、恋人、友人、同性同士等)/「&(安堵)」は継承の必要が無く、維持管理の心配もありません。/「&(安堵)」はさわやかなイメージの白い大理石のお墓です。/「&(安堵)」は抱きしめ、触れあい、語り合いやすい、シンプルな円柱のかたちです。/「&(安堵)」は敷地のかたちや墓地の区画にかかわらず、様々なレイアウトが可能です。

プロデューサー

手紙寺 證大寺 住職 井上城治

デザイナー

押尾章治+UA

押尾章治

詳細情報

http://ohakanonayami.com/and/

発売
2016年10月
価格

1,200,000円 (管理料なし)

販売地域

日本国内向け

設置場所

森林公園昭和浄苑(埼玉県東松山市大谷196)および船橋昭和浄苑(千葉県船橋市大神保町1306)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「&(安堵)」は、人にやさしいお墓のかたちを通して、お参りの気持ちを多様な未来へとつなぎます。

背景

現在の社会では、お墓を取り巻く状況が変わりつつあります。従来のような、代々家族や親族単位で継承するお墓(家族墓)は、年々維持・管理が難しくなっています。背景には、核家族化や高齢化、少子化や晩婚化などの様々な社会状況があります。代替わりすると、継続的にお墓をお世話できる人が少なくなってしまうのです。全くお世話する人のいないお墓(無縁墓)も多くなっています。永代供養墓への合祀の需要も増えています。そのような状況の中、継承・維持等で、残された家族に負担を掛ける心配のない、ふたりという単位の新しいお墓「&(安堵)」が生まれたのです。

デザイナーの想い

普段よく目にする、段々に積上げられた大きな四角い石のお墓は、元々は仏塔の(ストゥーパ)の形を模したものです。仏教の教えに根差した伝統的なかたちです。永い年月をかけ、広く認識され親しまれることで、お墓の前では自然と手を合わせる気持ちが現れます。時代が進み社会の状況が様々に変わっても、祈りの気持ちは絶えることなく、大切に継承されなければなりません。そうした中で考えた新しいお墓は、身体感覚で捉えられる親しみやすいかたちを考えました。手を合わせる/頭を垂れる、立ちあがる/腰を落とす、触れる/抱きしめる。お墓を前にした様々な所作や立ち振る舞いと、来訪者の身体との関係をかたちに置き換えてデザインすることで、新しいお墓のかたちとしました。

仕様

直径20cm高さ120cmの円柱形のお墓。円柱内部が中空の筒型構造。素材は白大理石。円柱側面に2名分の墓碑彫刻。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

森林公園昭和浄苑(埼玉県東松山市大谷196)および船橋昭和浄苑(千葉県船橋市大神保町1306)
森林公園昭和浄苑WEBサイト
船橋昭和浄苑WEBサイト
證大寺WEBサイト

審査委員の評価

「死」をめぐる現代の切実な問題に、正面から切り込んだ革新的なデザインである。人々の価値観や家族のあり方、宗教観など、社会の大きな変化に「お墓」のシステムが追いつかない状況がある。こうした状況を踏まえ、現代のニーズを的確に捉えるとともに、死という文化的かつ感情的な問題に向き合い、墓石の造形から、墓地のあり方、サービスまでを包括する総合的なデザインに取り組んだ。ソーシャルな視点からシステムとしてのデザインを切り拓いたことが素晴らしい。

担当審査委員| 柳原 照弘   池田 美奈子   松本 博子   みやけ かずしげ   Andrew Pang   Hui ming Tong  

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