GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
缶 [SyuRoの角缶(大)(小)]
事業主体名
(株)SyuRo
分類
生活・日用品、雑貨
受賞企業
SyuRo (東京都)
受賞番号
17G030176
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

職人が板金の技術を使い、一つ一つ丁寧に作りました。 独自の曲げ加工だけで製作しているため、ハンダを使用せず、 錆びにくい作りとなっています。 また角を丸くしているので、手のあたりが柔らかいようにつくられています。 日本人ならではのマイナスの美意識を大切にし、形は極力シンプルです。 キッチン周りはもちろんのこと。 文房具やカトラリー、手紙や写真、細々した物が美しく収納出来ます。 いずれアンティークになる、シンプルな缶です。

プロデューサー

株式会社SyuRo 代表取締役 宇南山 加子

ディレクター

株式会社SyuRo 代表取締役 宇南山 加子

デザイナー

中村 敏樹+宇南山 加子

宇南山 加子(MASUKO UNAYAMA)

発売
2009年6月
価格

2,592 ~ 5,400円 (海外の場合は、店舗によって変わります。)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

用途も人も性別も選ばず、自分なりの価値が見出せること。

背景

もともと素地の缶の上に塗装などを施し、のり缶などに使用されてきた缶です。話を聞くほどに素晴らしい技術なのにも関わらず、機械缶が発達し、生産数が負けてしまったため、廃れてしまう可能性がありましたが、何も付け加えられていない素地美しさに惚れ、用の美を追求し、なんとかつなげられたらと思いはじめました。人も性別も用途も選ばず、自分なりの入れ物にしたい。見た目のシンプルさ、日常で使う使い勝手のよさ、定番になり得るであろう美しさと形を求めて、サイズ出しと仕上げにこだわりました。工場の機械はどれも自動化されていないため、とても技術を必要とするため、細かい部分は職人に任せました。真鍮と銅製もデザインし職人に提案したが製作までに3年かかりました。真鍮と銅製は人気を博し販売するや否や海外からのオファーが絶えなくなっています。

デザイナーの想い

りうる私の父も職人でした。父が亡くなり、後継者がいなければ技術は残らないということを身に沁みて感じていました。そんな職人たちの技術が少しでも残るきっかけになったらと思い、SyuRoをはじめました。技術だけがすばらしくても時代にあったデザインに仕立てないといけないと考えます。日常使いできるデザインがあるからこそ、廃れてしまう技術を残すきっかけになりうるであろうと思います。今は、海外では、技術のこと、職人のこと、後継者のことなどに興味を持っていただくことも増えましたが、まだ日本は反応が少ないです。世界で後継者問題はこれからどんどん加速していきます。わたしたちみたいな、こんな小さな会社の取り組みでも、何か考えてもらえるきっかけになったら、そうしたら、少しでも世の中が変わるのではないかと切に願います。

仕様

(小)W100×D200×H50 (大)W125×D220×H60 素材:ブリキ、真鍮、銅

どこで購入できるか、
どこで見られるか

SyuRo 東京都台東区鳥越1-16-5
公式ウェブショップ
SyuRo
工場写真

審査委員の評価

シンプルで多用途な角缶のデザインは、日本人の持つ価値観に通じる。はんだを使わず、曲げ加工だけで作る製造の在り方もシンプルで日本人らしい。長く使うものだからこそ、余計な加工はせず、曲げ加工のみで製造するという、生活用品への真摯な姿勢を感じる。さらに、この取り組みは希少となっている職人の技を残すことにあり、モノづくりを通して文化の継承に寄与する活動に共感する。

担当審査委員| 柳原 照弘   池田 美奈子   松本 博子   みやけ かずしげ   Andrew Pang   Hui ming Tong  

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