GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
障害のある人とつくる新しいはたらき方 [Good Job!プロジェクト]
事業主体名
一般財団法人たんぽぽの家、NPO法人エイブル・アート・ジャパン、NPO法人まる
分類
ソーシャルプラットフォーム
受賞企業
一般財団法人たんぽぽの家 (奈良県)
受賞番号
16G151157
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

障害のある人と協働し、アート・デザイン・ビジネス・福祉の分野を超えて、新たな仕事とはたらき方の仕組みをつくる試み。2012年から障害のある人のアートをいかした魅力的なプロダクトや伝統産業や地場産業、地域と福祉の協働からうまれる仕事等を紹介する「Good Job!展」を開催、北海道、宮城、愛知、大阪、兵庫、福岡、大分を巡回した。2015年には公募プログラム「Good Job!Award」を実施、既存の労働観にとらわれない国内外のユニークな取り組みを発信した。さらに、2016年9月には奈良県香芝市に障害のある人と新しい仕事をつくりだす実験的な拠点「Good Job!センター香芝」を開設。

プロデューサー

一般財団法人たんぽぽの家 理事長 播磨靖夫

ディレクター

Good Job! プロジェクト事務局 森下静香、岡部太郎、柴崎由美子、樋口龍二、成田修、藤井克英、小林大祐+UMA/design farm 原田祐馬+ほか

デザイナー

UMA/design farm 原田祐馬、西野亮介、津田祐果+MUESUM 多田智美、永江大+dot architects 家成俊勝、赤代武志、土井亘+ほか

Yuma Harada, UMA/design farm

詳細情報

http://goodjobproject.com/

利用開始
2013年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

渋谷ヒカリエ、せんだいメディアテーク、国際デザインセンター、無印良品グランフロント大阪、ほか

仕様

一般的に障害のある人の所得は低く、単純労働や生産性の低い労働など選択肢が少なく、“はたらきがい”や“いきがい”といった労働の尊厳が感じられにくい課題がある。私たちはアートを通した障害のある人の社会参加と仕事づくりの実績をもとに、この状況を打破し、既存の労働観にとらわれることなく、誰もが個性や多様性を最大限いかせるような仕事、はたらき方の仕組みをつくるために本プロジェクトをスタートさせた。

受賞対象の詳細

背景

一般的に障害のある人の所得は低く、単純労働など仕事の選択肢が少なく、“はたらきがい”や“いきがい”といった労働の尊厳が感じられにくい課題がある。私たちはアートを通した社会参加と仕事づくりの実績をもとに、この状況を打破し、既存の労働観にとらわれることなく誰もが個性や多様性を最大限いかせるような仕事・はたらき方をつくるため、日本財団や関心をもつ企業等の支援のもと本プロジェクトをスタートさせた。

デザインコンセプト

アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野をこえて新たな仕事と出会いが生まれる場をつくる

企画・開発の意義

社会の変化や価値観の多様化など、ライフスタイルが大きく変わりつつあるなか、誰もが誇りをもってはたらくことができる仕組みや社会のあり方が求められている。そのヒントが障害のある人やその周辺で生まれている取り組みのなかにあると考え、全国各地、また海外のさまざまな活動を発信することで、企業や福祉、デザインなどの垣根を超えてさらに新たな仕事がうまれていくこと、社会の意識を変革させていくことをめざした。

創意工夫

1.社会的な課題、参加型のデザインへの関心が高いデザイナー、クリエイターと協働することで、展覧会や取り組みの魅力をきちんと伝えられるようにした。2.多様な参加を促し、ひらかれた取り組みとするために、さまざまな人のかかわりしろを増やすことを意識した。3.東京開催だけではなく、全国を巡回し、地域間のネットワークをつくり、地域に根づいたものづくりや仕事のあり方を考える契機とした。4.Good Job!展と並行して、伝統産業と障害のある人の関わりを考えるプロジェクトの実施や、商品流通の実践の場として見本市への出展等を行い、その試行錯誤も発信した。5.「障害」を多様な個性や能力、障害のある人をイノベーティブな存在ととらえ、インクルーシブデザインの発想から、障害のある人が起点となり、だれもが豊かにはたらくことができる職場環境やダイバーシティマネジメント等についても提案する場をもった。

デザイナーの想い

障害のある人たちの存在や表現の魅力に加え、協働する人たちの存在も伝わるような仕組みと展示をめざした。取り組みに付随する情報については、インタビュー、試作品や道具、ショートムービーなどに編集し観せ方を工夫している。来場者が背景を知らなくても意義が伝わるよう工夫した。プロジェクトやプロダクトの見た目だけではなく、仕組みづくりや関わりかたそのものをデザインすることの価値を提案できるよう心がけた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://goodjobproject.com/
Good Job! センター香芝
NPO法人エイブル・アート・ジャパン
NPO法人まる

審査委員の評価

今年、相模原で痛ましい殺傷事件が起きたが、障害者の労働も単純作業で低賃金であり、良好でない状況が続いている。そこで40年以上活動してきたたんぽぽの家が、2012年から障害者のアートを生かしながら、デザイナーと連携して、一定のクオリティをもったプロダクトを制作し、新しい働き方を創出したことは意義深いだろう。また若手建築家の設計によるGOOD JOB!センターもオープン予定であり、事業の継続的な発展性も評価できる。

担当審査委員| 五十嵐 太郎   岩佐 十良   藤崎 圭一郎   並河 進   山崎 亮  

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