GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
倉庫 [猪名川霊園倉庫棟]
事業主体名
公益財団法人墓園普及会
分類
業務用の建築・施設
受賞企業
株式会社キー・オペレーション (東京都)
アトリエ・フィッシュ (東京都)
満田衛資構造計画研究所 (京都府)
公益財団法人墓園普及会 (東京都)
受賞番号
16G110965
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

来園者が全く立ち寄らない建物にも関わらず霊園の入口となる場所に位置し、お客様の目に最初に触れる建物となる。全ての来園者が車でお越しになるため、刹那な関わりの中で来園者の「お墓参り」という体験に寄与出来る建物を提案したいと考えた。霊園に着いたときの感動は、管理棟で初めて味わうことができるように、霊園に来る際に見える倉庫棟は周辺の民家と似た勾配屋根、焼杉の外壁とし、目立たないようにした。帰りの方向からは霊園での体験の最後に位置するものとして、霊園と俗界の結界を区画する鳥居をイメージし、外壁を赤いベンガラで仕上げ、霊園での印象的な体験を胸に結界を通って日常生活への帰路についていただければと考えた。

デザイナー

小山光+キーオペレーション一級建築士事務所、アトリエ・フィッシュ/繁昌朗、満田衛資構造計画研究所

詳細情報

http://www.keyoperation.com/projects/Inagawa%20Reien/j_Inagawa%20Reien.html

利用開始
2015年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

兵庫県川辺郡猪名川町清水字北谷27番地

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

霊園の行きと帰りで建物の表情を変えることで、来園者のお墓参りという体験を一層印象深くする。

背景

この倉庫棟は2017年竣工予定のDavid Chipperfield Architectsの設計による管理棟及びチャペルを機能的にサポートする建物である。来園者が立ち入らない建物にも関わらず、敷地が霊園の入口に位置するため、来園者の目に最初に触れる建物となる。また全ての来園者が車で来るため、一瞬通るだけの刹那な関わりの中で来園者の「お墓参り」という体験に寄与出来る建物を提案したいと考えた。

デザイナーの想い

霊園に着いたときの感動は、管理棟で初めて味わうことができるように、霊園に来る際に見える倉庫棟は周辺の民家と似た勾配屋根、焼杉の外壁とし、目立たないようにした。帰りの方向からは霊園での体験の最後に位置するものとして、霊園と俗界の結界を区画する鳥居をイメージし、外壁を赤いベンガラで仕上げ、霊園での印象的な体験を胸に結界を通って日常生活への帰路についていただければと考えた。

企画・開発の意義

倉庫棟の敷地はT字路の角地にあり、来園者は県道12号線からこの交差点を曲がって霊園管理棟へと至る。霊園に着いたときの感動は、管理棟で初めて味わうことができるように、霊園にアプローチする際には周囲の風景に溶け込む目立たない建物にした。また、霊園からの帰りは行きとはまったく異なる姿の建物が現れ、霊園での体験の最後に位置するものとして、霊園と俗界の結界を区画する鳥居のようなイメージとなる建物に仕上げた。

創意工夫

霊園にアプローチする際に見える倉庫棟は周辺の民家と似た姿、素材とし、周囲の風景に溶け込ませている。周辺の民家の多くは焼杉板張りの外壁と、勾配がある瓦屋根を持っている。この建物も霊園に向かう際に見える側には焼杉を用い、勾配のある屋根が見えるようにした。霊園からの帰りは行きとはまったく異なる姿の建物が現れる。霊園での体験の最後に位置するものとして、霊園と俗界の結界を区画する鳥居のようなイメージとなるように建物の外壁は赤いベンガラで仕上げ、霊園での印象的な体験を胸に結界を通って日常生活への帰路につけるようにした。焼杉板張りと共に、ベンガラの使用は積極的な意味での経年変化を意図したものでもある。ベンガラは日本でも古くから使われている塗料で、防虫・防腐の効果がある。また、神社仏閣に使われているのは、赤色には魔除けの意味があるためだと言われている。

仕様

木造1階建

審査委員の評価

デザインとは無縁の領域であった墓地施設であるが、ここでは倉庫でありながら意識の高いデザインが施されている。鳥居のごとき赤いベンガラ色が訪れる人を神聖な気持ちにさせる。

担当審査委員| 山梨 知彦   千葉 学   中村 拓志   星野 裕司   Lee Siang Tai  

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