GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
長椅子 [飛騨の匠工房 SL-2030シリーズソファ]
事業主体名
株式会社シラカワ
分類
生活家具/家庭用照明器具
受賞企業
株式会社シラカワ (岐阜県)
受賞番号
16G060419
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

古くから、室内で靴を脱ぎ、床に座る生活に慣れ親しんできた日本人にとって、床に近い生活は落ち着きとくつろぎを与えてくれます。 これは現在の住まいに適した “床に近い暮らし”を実現するコンパクトでフレキシブルな長椅子です。 高さを抑えた奥行きの広い座面には、腰かけて座るだけでなく胡坐をかいたり膝を抱えたりと、床と同じような感覚で座ることができます。低く抑えた背もたれは抜け感のあるスピンドルデザインで圧迫感が少なく、風通しがよいので室内の熱効率を低下させません。 無垢材フレーム+置き式クッションのスタイルなので、座クッションを外して板座にしたり、クッションを組替えて使用したりすることもできます。

デザイナー

株式会社シラカワ 営業企画部 山田久美

詳細情報

http://shirakawa.co.jp/products/takumi/living.html

発売
2015年9月
価格

49,000 ~ 241,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

1P:W670mm D760mm H670mm SH370mm 2P:W1550mm D760mm H670mm SH370mm 3P:W1880mm D760mm H670mm SH370mm stool:W590mm D360mm H340mm SH340mm

受賞対象の詳細

背景

寛ぎや憧れから部屋にソファを置きたいという人は多く、大きなソファは一種のステータスでもあります。しかし、室内で靴を脱いで暮らす日本人にとって、土足文化で生まれた欧米スタイルの大きなソファは、空間が限定され真に寛げる居場所にはなりづらい現状がありました。近年、床暖房の普及に伴い、再び床に近い生活スタイルの需要が高まる一方、現在の日本の住宅に適した床に近い居場所をつくる家具の必要性を感じました。

デザインコンセプト

ステータスの為の大きな”ソファ”から、現在の日本の住宅に適した物理的にも心理的にも床に近い”長椅子”

企画・開発の意義

古くから畳の上での床座の生活に慣れ親しんできた日本人にとって床に近い場所は落ち着くものです。場所をとって空間を限定する大きな欧米スタイルのソファではなく、この長椅子によってフローリングの住宅でも床に近い居場所を作り、そこで得られる寛ぎ感を提供したいと考えました。同時にコンパクトで風通しの良い形状にすることで空間や熱効率を妨げない、現代の日本の住宅に適した"床に近い暮らし方”を提案したいと思います。

創意工夫

座の高さを低く抑え奥行は深めにすることで、座面に上がり込んで長椅子の上を床に近い感覚で座れるように設計しました。もちろん床に直接座って寛ぐ人にも圧迫感を与えません。背は背景を邪魔しない低めのスピンドルデザインに、あえて固定のクッションは設けず、使い方に合わせて着脱できる背クッションやボルスタークッションを選べるようにしました。また、無垢材フレーム+置きクッションというシンプルな構成にすることで、季節やシーンに応じてクッションを組替えたり、板座のままでも使えるように工夫しています。床暖房や空調の熱効率を下げない風通しのよい構造かつ、フローリングの上に限らず畳の上にも置けるようソリ脚の構造を採用しています。また天然の素材にもこだわり、フレームは無垢材を植物性のオイルで仕上げ、クッションの張地は綿100%の帆布を使用しています。経年変化の味わい、使い込む喜びをもたらすようにと考えました。

デザイナーの想い

畳での生活が中心だった当時、座布団を敷いて人数に合わせたフレキシブルな居場所を作ることが自然に行われていました。フローリングが主流になった現代の住宅でも、同じように床に近い場所で気軽に寛げる居場所をつくる道具として、この長椅子を考えました。長椅子の上に座っても、床の上に直接座っても違和感のない距離感で空間にも馴染むので、家族や友人とシーンに応じた居場所を作って気軽に過ごしてもらいたいです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

有限会社匠館
http://www.takumikan.com/

審査委員の評価

日本人が持つ床座でくつろぐ感覚を、ソファというより「長椅子」として上手くまとめている。クッションの塊、ベッドの延長のようなソファ的な考え方ではないところから、くつろぐ場のありようを考えている。かつて、縁側に座布団を引き寄せてくつろぐような感覚が、フレキシブルな長椅子、つまりはフレームとしてのベンチと自由に配置出来るクッションとして実現されている。

担当審査委員| 長町 志穂   鈴野 浩一   藤森 泰司   山本 秀夫   Eggarat Wongcharit  

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